住まいの中で、自分と家族、それぞれの理想をかなえるのは難しいもの。ミニマルな暮らしを発信するOdekoさんも、夫と2人で暮らすなかで、思うように家を片付けられず悩んでいたそう。そこで考え方を変えて、家の中の1か所だけ整えることにしたところ、暮らし方にも変化が生まれたといいます。詳しく伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)夫婦2人暮らしで見つけた「1ヶ所だけミニマリスト」という選択
本音を言えば、家じゅうスッキリ片付けたいと思っています。でも、夫は捨て活に積極的なタイプではありません。共有スペースには夫のものもあるため、片付けも思うように進みません。でも、私がミニマルに暮らしたいように、夫にも夫なりの暮らしかたがあるはずです。
そこで「家じゅうを理想の形に整える」のではなく、「1か所だけ、“自分が心から好きだと思える”空間をつくろう」と決めたのです。
私が選んだのはクローゼットでした。お気に入りの服だけが並び、扉をあけるたびに気持ちが上がる空間があるだけで、不思議と心が軽やかになっていきました。
家族と暮らしていると、自分の理想をすべてかなえるのは難しいものです。でも、1か所だけでも自分にとって心地よい場所があると、暮らしの満足度は想像以上に高まることを実感しています。
服を減らすだけでも、暮らしはラクになる
私が「自分だけのお気に入り空間」にクローゼットを選んだのには理由があります。
振り返ると、私の浪費や持ちすぎの原因は、いつもクローゼットにありました。服がたくさんあるのに「着る服がない」と悩み、新しい服を買ってはまた増える。その繰り返しだったのです。だからこそ、まずはクローゼットだけを整えてみようと思いました。
100着以上あった服をオールシーズン13着まで減らすと、毎朝「なにを着よう」と迷う時間がほとんどなくなりました。朝から気持ちよく一日を始められるようになり、「この枚数でも十分暮らせる」と実感できたことで、むやみに服を買うこともなくなりました。
変わったのはクローゼットの景色だけではありません。服が減ると衣替えはほとんど不要になり、洗濯物をしまう時間も短くなりました。クローゼットに余裕があるので、ひと目で持ちものを把握でき、「同じような服をまた買ってしまう」という失敗もなくなりました。
服にかける時間も、お金も、少しずつ減っていったのです。
家族と暮らしていると、家じゅうを思いどおりに片付けるのは難しいものです。欲を言い出せばキリがないですが、でも、クローゼットだけだとしても、変化は十分にあるのだと、この経験を通して実感しています。


