キウイフルーツといえば、そのまま食べたりヨーグルトに添えたりするイメージがありますが、ニュージーランドでは魚料理や肉料理、デザートにも幅広く活用されているそうです。今回は、ゼスプリ主催のプレスツアーに参加し、ニュージーランドで暮らす一般家庭・サリス一家を訪問。ホームパーティ文化が根づく現地の食卓を取材しながら、キウイを使ったレシピを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全5枚)毎週土曜日はホームパーティ。人が集まるのが当たり前
今回訪れたのは、ニュージーランド在住のサリス家。夫婦ともに大学時代に日本で暮らしたことがあり、自宅では日本料理をつくることもあるそう。そんな一家に、ニュージーランドの食文化について聞いてみると、「ホームパーティ」の話題が挙がりました。
「土曜日になると、友人や家族を招いて集まることが多いですね。バーベキューもよくします」
ニュージーランドではバーベキューは日常の延長線上にあるもの。とくに夏は頻繁に行われるそうです。
キウイはデザートだけじゃない。メイン料理にも活躍
そんなホームパーティの食卓で活躍する食材のひとつが、キウイフルーツ。ニュージーランドではデザートだけでなく、料理にも取り入れられています。
今回教えてもらったのは、前菜・メイン・デザートのすべてにキウイを使ったコース料理。サンゴールドキウイ、グリーンキウイ、ルビーレッド、それぞれの特徴を生かしたレシピです。
●前菜:スナッパー(真鯛)のタルタル・サンゴールドキウイとアボカド添え
キウイやレモンの酸に長時間触れると魚の身が白く変化してしまうため、食べる直前にあえるのがおすすめ。
【材料(4人分)】
- 新鮮な真鯛(刺身用) 300〜400g
- サンゴールドキウイ 2個
- アボカド 1個
- エシャロット 1個
- フレッシュチャイブ 大さじ1
- コリアンダーまたはパセリ 大さじ1
- A[エクストラバージンオリーブオイル、レモンまたはライム果汁大さじ1 塩、黒コショウ各適量]
【つくり方】
(1) 真鯛、サンゴールドキウイ、アボカドを小さな角切りにする。
(2) エシャロットはみじん切り、チャイブとコリアンダー(またはパセリ)は細かく刻む。
(3) すべての材料をボウルに入れ、Aで味をととのえる。
(4) 軽く混ぜ合わせ器に盛りつける。
●メイン:ニュージーランド産ラム肉のキウイケバブ
グリーンキウイに含まれるタンパク質分解酵素「アクチニジン」が肉をやわらかくします。ただし、漬け込みすぎると食感が変わるため、やわらかいラム肉の場合は5分程度が目安。
【材料(4人分)】
- ニュージーランド産ラム肉(モモまたは肩肉) 600〜700g
- グリーンキウイ 1〜2個
- A[ニンニク2片 濃口しょうゆ、白ワインまたはドライシェリー大さじ2 オリーブオイル大さじ1 砂糖小さじ1/2 黒コショウ適量]
- 赤タマネギ、パプリカ(お好みで) 各適量
【つくり方】
(1) グリーンキウイをペースト状につぶし、Aと混ぜる。
(2) (1)にラム肉を加えて5分ほど漬け込む。
(3) 肉についたキウイを軽くふき取り、赤タマネギ、パプリカとともに串に刺す。
(4) グリルやフライパンでこんがり焼く。
(5) 皿の盛りつけたら完成。お好みで野菜を添えても。
●デザート:パンナコッタ~ルビーレッドキウイソース添え~
鮮やかな赤色が美しいデザート。ルビーレッドの甘みとほどよい酸味が楽しめる一品です。
ルビーレッドは甘みが強いため子どもに人気で「ハッピーキウイ」と呼ばれることもあるのだとか。「アントシアニン」と呼ばれるポリフェノールの一種などを含んでいるのも特徴。
【ルビーレッドキウイソースの材料(つくりやすい分量)】
- ルビーレッドキウイ 5個
- 砂糖 80g
- レモン果汁 15〜30mL
【パンナコッタの材料(2人分)】
- 生クリーム 500mL
- 粉砂糖 40g
- バニラビーンズ 1本(またはバニラペースト小さじ1)
- 粉ゼラチン 小さじ2
- 水 30mL
【つくり方】
・ソース
(1) キウイの皮をむいて粗く刻む。
(2) 鍋にキウイ、砂糖、レモン果汁を入れ、弱火で約5分加熱する。
(3) 冷ましてからハンドブレンダーで軽く撹拌(かくはん)する。
・パンナコッタ
(1) ゼラチンを水でふやかしておく。
(2) 鍋に生クリーム、粉砂糖、バニラを入れ、沸騰直前まで温める。
(3) 火を止めてゼラチンを加え、完全に溶かす。
(4) こして器に流し入れ、冷蔵庫で2〜4時間冷やし固める。
(5) 食べる直前にルビーレッドキウイソースをかける。お好みでドライキウイを添えても。
キウイはニュージーランドの暮らしに根づいた、身近な存在
帰国後、前菜のタルタルを自宅でアレンジして再現してみました。最初は「キウイと魚って合うの?」と半信半疑でしたが、材料を切って混ぜるだけで簡単に完成。キウイの甘みと魚のうま味が意外なほどよく合い、新しいおいしさを発見できました。
今回の取材を通して感じたのは、ニュージーランドではキウイが単なる果物ではなく、暮らしに根づいた身近な食材だということ。
グリーン、サンゴールド、ルビーレッド。それぞれの特徴を生かした食べ方を、ぜひ試してみてください。




