無理に仲よくしようとせずに、マイペースで
すべての画像を見る(全4枚)参加者のだれかと、わざわざ仲よくなろうとする必要はないと思います。ずっと一緒に観光地を回っていれば、「海がきれいでしたね」「暑かったですね」など、簡単な言葉を交わす機会が自然と増えるものです。
そのうちだんだん会話も増え、食事の席ではいろいろ話すようになります。でも、そこで無理に仲よくしようとは思わず、マイペースでいられるところがいいのです。
会話と言っても、あくまでも旅行についてがほとんどで、なぜひとりで参加したのか、どこに住んでいるのかなど踏み込んだことは、相手が自分から言い出さないかぎり聞くこともありません。
私はわりと構えない方なので、差しさわりのないことなら聞かれたら答えますが。
数日間だけのおつき合い、最後の解散ではそれぞれが満足して、「またどこかで会えたらいいですね」と言い合って別れます。
本当にまた、違うツアーで会えたらすてきなことです。
適度な距離感を保ちながら数日を過ごすことが、よい思い出に残るのですね。
プライベートなことはお互い話さない
私の好きな、ある作家さんは、クラブツーリズムの女性限定・ひとり参加限定ツアーを利用しているそうです。そこで一緒になった人たちと、気が合えば旅行後も連絡をとり合うことがあるそうですが、プライベートなことはお互い話さないとか。
私も台湾旅行で一緒に台南の街をぶらついた、ひとり参加の女性とは、今でもたまに連絡をとり合っています。私より少し年下らしき彼女は、台湾が好きで何回もひとり旅で来ているそうで、初めてツアーに参加したとのこと。
夜市へ行ったり、九分の自由時間を一緒に歩いたり、十分のランタン上げも同じランタンを使ったりと、6日間一緒に行動しました。
最後に、撮った写真を送るためにLINE交換をしました。旅行後、台湾を舞台にしたおすすめの小説や、テレビで放映する台湾のドキュメント番組を事前に教えてもらったり、情報交換をしています。
ただ、お互いプライベートなことはいっさい聞かないし、言いません。「台湾が好き」という気持ちでつながっている関係です。それがとても貴重で、いいものだなと思っています。
年齢とか、家族のこととか、住んでいる場所とか、旅行とは関係のないことは自分から話さないかぎり、お互いに踏み込まない方が、旅の数日間を気持ちよく過ごせる秘訣だと思います。
『60代から夢をかなえる ひとり旅』では、今回ご紹介したツアー旅行の楽しみ方のほか、ひとり旅の計画の仕方やひとり旅におすすめの場所など、旅先の写真とともに、ひとり旅の楽しみ方を紹介した1冊です。


