SNSなどで見かける収納術を真似してみても、なぜかうまくいかないケースも。夫と大学生の息子の3人家族の整理収納アドバイザー、井手本亜紀さんは「収納方法が家族に合っていないことが原因」と考え、一度収納自体を工夫し直してみたら、家族全員がラクに片付けられるようになったそう。井手本さんが見直してよかった「収納」について話を聞きました。
すべての画像を見る(全8枚)1:フックにかける収納
筆者は、夫と大学生の息子の3人家族。今回は、息子が小学生の頃の経験を紹介します。
長年の習慣で、帰宅後にカギを戻す定位置は、玄関のフックにしていました。キーホルダーをつけており、夫もなじんでいるようでした。
しかし、小学校入学を機にカギをもち始めた子どもには、「フックにかける」ということ自体が少し難しかったようなのです。
身長とフックの位置、さらには、カギについたリングとフックの形状、揺れ動くフックにかけるという行動…。さまざまな要因が重なると、大人にとっては「カギをフックにかけるだけ」という簡単な方法も、子どもは難しいと感じてしまいます。
あるとき、フックにかけず、子どもがなにげなくカギをポケットに入れてしまって、行方不明になったことをきっかけに、収納方法を見直すことに。
最初に試したのは、シューズボックスの上に置いたトレーに入れる方法。しかし、シューズボックスに高さがあるため、上手くいきませんでした。
次に試したのが、100円ショップで購入したフックつきカゴを利用した「投げ入れ収納」。カギに対して開口部が大きいので、適当に投げ入れても大丈夫です。
また、わが家の玄関ドアは、マグネット対応になっています。これならドアに「くっつけるだけ」という方法も取れ、簡単です。
見直しのコツは、子どもを含め家族みんながラクにできる方法かどうか。これらの方法に変えてからはカギが行方不明になることは一度もなくなりました。
2:引き出しや棚の中を細かく仕切る
子どもの小学校入学に合わせ、購入した学習デスク。
事務職の経験がある筆者は、当然のように引き出しの中を細かく仕切りました。しかし、子どもにとって細かい仕切りに出し入れするのは至難の業だったようです。
収納方法を見直して、机の引き出しは細かく仕切らず、ザックリとした収納に。大きな仕切りの中に、手前は学校関係、奥は習い事関係など最低限の分類にすることで、出し入れがラクになりました。
棚の中も、細かくわけたり並べたりするルールをつくらず、この棚には本、この棚には学用品といった具合に、1つの棚に1つの分類くらいのザックリした収納にすると片付けがラクになりました。
見直しのコツは、細かく仕切りすぎて難しい方法になっていないかどうか。ザックリとした分類にすると、子どもでもラクに片付けられます。





