玄関まわりのアイテムをスッキリ片付けられる土間収納。6年前に玄関に土間収納のある注文住宅を購入した、ESSEonline・住まいライターは、設置したこと自体は正解だったと感じているものの、実際に暮らして気づいた「後悔」があるといいます。これから家づくりをされる人に参考にしてもらいたい、土間収納の「失敗ポイント」をレポートします。

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玄関の横に念願の「土間収納」を設置

玄関横に配置した土間収納

夫と8歳の息子、6歳の娘の4人暮らしをしています。6年ほど前に、大手ハウスメーカーに依頼し、4LDKの注文住宅を建てました。

夫も私も実家には土間収納がなく、玄関がごちゃついている家で育ったことから、マイホームに土間収納を設けることは、共通の希望でした。

土間収納にしまった靴・雨具・防災グッズ

土間収納には、おもに以下のアイテムをしまっています。

・使用頻度の低い靴

・雨具

・家族4人分の防災リュックと非常時用グッズ

・庭用の掃除道具

・工具類 など

子どもが小さかった頃は、ベビーカーも収納。また、月に1度しか回収されない不燃ゴミや段ボールなどの一時置きとしても重宝していました。

玄関周りがスッキリと片付くのはもちろん、室内にも外にも置いておきたくないものを保管できるため、土間収納を取り入れたことは、わが家にとって正解でした。

ただ、便利な反面「もっとこだわればよかった!」と後悔しているポイントも。

後悔1:もっと広いスペースが必要だった…

土間収納・ゲタ箱・室内収納の配置を示す間取り図

土間収納以外にも、玄関近くにゲタ箱と収納を配置したわが家。「土間収納は省スペースでよいだろう」と安易に考えていました。実際は、とくにガーデニンググッズや子どもの遊び道具がどんどん増え、あっという間にキャパオーバーに。

さらに、わが家では、子どもが歩けるようになった頃からキャンプを始めました。その結果、調理グッズやクーラーボックスなどキャンプ用品が急増。

結局、庭に倉庫を設置することになりました。

段ボールや不燃ごみで一時的に埋まっている通路

さらに不用品の一時置きにしたことで、通路がなくなったことも誤算でした。室内や庭に置いておかなくてよいとはいえ、ゴミに足を引っかけながらアイテムを出し入れする日々にストレスを感じています。

所持品はもちろんのこと、将来的に増えそうなグッズを考えたり、不用品の一時置きスペースをしっかり確保したりと、広さについて慎重に検討するべきでした。

後悔2:せっかくつけたハンガーパイプが不便…

高い位置に設置したハンガーパイプ

汚れや花粉が気になるアウターは、室内ではなく土間収納にしまおうと考えていました。設計段階では、疑問を抱くことなくハウスメーカーの標準仕様の位置(高さ約195cm)にハンガーパイプを設置。

ところが、身長157cmの私には高すぎて、台に乗らないと衣類をかけづらい仕上がりになっていました。

ハンガーパイプの下に置いた不用品

さらに、収納スペースの奥の壁際にパイプをつけたことも失敗のひとつ。足元にある不用品をどかさなければ、パイプが使えません。

手軽に活用できないことから、結局上着は玄関近くの室内収納にしまうことに。

もっと土間収納の入り口近くの低い位置に、パイプを設置するべきだったと悔やんでいます。

後悔3:室内からの動線が悪すぎる…

玄関に常備しているサンダル

きわめつけは「動線の悪さ」。出かけるときや外出から戻った際に、土足でアクセスできる土間収納。

しかし、室内からは玄関を経由しないと足を運べないつくりになっています。部屋で使う道具を取るときや、室内から土間収納にものを置きに行くだけの場合も、いちいち靴を履き替えなければいけない点が難点。

今となっては、靴を履かずに室内からアクセスできるウォークスルータイプも検討すべきだったと思います。

また、間取りの都合でウォークスルータイプにできない場合でも、玄関の室内側の床を土間収納の入り口まで伸ばすなど、玄関に一歩も降りずに手が届く配置にする方法もあったなと感じました。

現在は、裸足で降りられるオシャレなすのこを玄関に設置することも検討しつつ、土間用のサンダルを常備して、ちょっとでも手軽に行き来できるようにしています。

よく「家を建てて初めてわかることもある」といいますが、今回の失敗は土間収納の設計にこだわらなかった私と夫の怠慢がおもな原因。反省しつつ、できる範囲でアップデートを重ね、暮らしやすい家にしていきたいと思います。