濡れた傘、脱ぎっぱなしのレインコート、増え続ける靴。台風や雨の日が続くと玄関もごちゃつきがちです。そこで3児の母で整理収納アドバイザー1級の高岡麻里恵さんに、雨の日でも「玄関をすっきりさせやすくなった」収納の工夫を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)1:濡れた傘は「すぐ乾かす動線」にする
以前のわが家は、雨の日のたびに玄関がビショビショになっていました。使った傘は濡れたまま置きっぱなしになったり、乾く前に傘立てに戻したり…。あとで乾かそうと思って忘れることも多く、気づけば傘の先端がさびてしまったことも。たたきに水がたまり、見た目も雑然になっていました。
●雨具を乾かしやすい動線を見直し
そこで雨具を乾かすまでの流れを見直しました。とくに困っていたのが「濡れた傘の置き場所」だったので、わが家では帰宅後すぐに傘を広げて干せる場所を玄関につくりました。また、
・玄関横にフックをつける
・タオルを敷いた一時置きスペースをつくる
・サーキュレーターを玄関に置く
など、乾かす場所を先に決めておくだけで、雨具の放置が激減。傘を乾かすことが帰宅動作の一部になったことで、玄関の散らかり方が変わりました。
人はラクな行動を選びがちです。だからこそ、がんばって片付けるよりも“自然と戻せる収納”を大切にしています。
2:レインコートは「かけるだけ収納」で脱ぎ捨て防止
雨の日のもうひとつの悩みが、レインコートの置き場でした。以前は、脱いだレインコートをイスに置いたり、子どもたちが玄関や廊下に脱ぎ捨ててしまって大惨事。とくに疲れて帰ってきた日は、ハンガーにかけるというひと手間すら面倒に感じることもありました。
そこでとり入れたのが「かけるだけ収納」。玄関近くにフックを設置し、とにかくかければOKな場所をつくりました。
このときに意識したのは収納アイテムを増やしすぎないこと。以前は専用ハンガーや収納ケース、カバー類などを使っていました。ですが、管理するものが増えるほど片付けが続かなくなったので、今は“ワンアクションで終わる”シンプルな収納にしています。
●毎日使うものは「戻しやすさ」を重視
整理収納の現場でも感じますが、片付けやすい家の基本は、見た目のおしゃれさよりも「戻しやすさ」が大事だと思います。毎日使うものほど、手間を減らすだけでスムーズに。レインコートもきれいにしまうより、脱ぎ捨てを防げる仕組みを心がけて玄関のごちゃつきが減りました。


