「インテリアなどの価値観を大切にしながら地震に強い家はつくれる」と力説するのは、レスキューナースとして地震の被災地などで医療支援をしてきた辻直美さん。今回はイラストレーターの柿崎こうこさん宅を訪問。大好きなインテリアや暮らし方はそのままに、家の防災力を上げるテクニックを辻さんから教えてもらいました。

天井からつるされた照明に手を添える女性
素材を選べばこだわりを維持しつつ防災できる
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落ちても大丈夫なものに替える

「落ちたらどうなる?」をイメージして、恐怖を感じるものには対策を。ケガのリスクだけでなく、片付けの手間も考えておくのがコツです。

●1:樹脂製のLED電球や割れないシェードがおすすめ

ペンダントライトは地震で大きく揺れ、天井に当たって割れたり落下したりして危険。

「シェードや電球を割れにくい素材に替え、『揺れたらすぐ逃げる』を意識しておいて」(辻さん、以下同)

LED電球

白熱灯は割れて可燃物に触れると火災の原因に。樹脂製カバーのLED電球に交換。

ランプシェード
電球をすっぽりおおうシェードがGood!

柿崎邸のランプシェードはほうろう製で割れにくい。電球をおおうシェードは、揺れで電球が天井に当たって割れるのを防ぐ効果も。

●2:つり下げ観葉植物はゲル土にこっそりチェンジ

天井からつり下げられた観葉植物

ハンギングする観葉植物はラタンの鉢カバー×ゲル土に。

ゲル土を使用した観葉植物

「土と割れた鉢カバーの破片を片づけるのは大変。防災の目的は被災後、スムーズに日常に戻るためでもあります」

袋に入ったゲル土

水にひたすと数時間後、ぷよぷよのビーズ状に膨らみます。管理もラクで、水耕栽培に適した観葉植物におすすめ。

●3:窓辺にソーラー充電ラジオを置く

カーテンレールにつり下げられた充電ラジオと観葉植物
窓辺にソーラー充電ラジオ

被災時、ラジオは貴重な情報源。

「ソーラー充電のラジオを窓際に置いて日常的に使ってほしいです」

シンプルなデザインがすてき。