元衆議院議員で、タレントとして活動している杉村太蔵さん。近年は、投資家としての顔ももち、金融に関する書籍を出版し、講演も行っています。しかし、そんな杉村さんも、お金に苦労した「どん底期」があったと言います。そこから学んだこととは? 人生の挫折も経験するなかで杉村さんが実感した“お金とのつき合い方”について教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)清掃員から証券会社へ。人生が動いた瞬間
杉村太蔵さんは、20代の頃、6年在籍した大学を中退後、派遣社員となってオフィスビルの清掃員をしていました。
「当時は、就職氷河期まっただなかということもあり、大学中退の私を相手にしてくれる会社なんてありませんでした」(杉村太蔵さん、以下同)
しかし、日々一生懸命、掃除に勤しむ杉村さんの姿が目に止まったのか、カナダ人男性が声をかけてくれるようになったと言います。
「そのビルに入っている外資系証券会社に勤務されている営業幹部の方でした。私のジョークにいつも大笑いしてくれる人で、いつの間にか仲よくなっていました。すると、彼が『君は将来出世するよ。うちの会社を受けてみろ』と言うんです。私は千載一遇のチャンスだと思い、すぐに試験を受けさせてもらうことにしました」
見事、契約社員として雇ってもらえることになった杉村さん。
「最初は、雑用ばかりでしたが、資料づくりを手伝っているうちにどんどん金融の知識がついていきました。私が投資家になった土台は、まずはここでつくられました」
選挙落選。“無職”を経験して「初めてわかったこと」
その後、国会議員になり、国のお金の流れを理解することで、さらにお金に強くなったそう。しかし、そんな杉村さんも、人生で2度、お金に困ったことがあると言います。
「まずは派遣社員のとき。いつクビをきられるかわからない毎日を過ごしていました。そして2回目は、選挙で落選して無職になったとき。本当に苦労しましたね。お金の不安って本当に辛いんですよ…」
お金の大切さを痛いほど思い知らされた杉村さん。現在、自分と同じ40代の人たちこそ、今からでもお金の勉強をすること、そして老後に備えて資産形成に注力することの必要性を説きます。
「私の世代の人たちは、このままいくと、老後に強烈な格差が出ると思っています。給与所得で余った分をただただ銀行に預けている人と、給与所得で余った分を株を買って配当所得を得られる人には、大きな差が生まれるでしょう。だからこそ、今回この投資の本を書いたんです」


