元衆議院議員でタレントとして活動する杉村太蔵さん。先ごろ、投資に関する書籍『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』(文藝春秋)を上梓しました。“お金とのつき合い方”に自信があるという杉村さんは、3人のお子さんにどのような教育をしているのでしょうか。「杉村流マネー教育」について聞きました。

杉村太蔵さん
杉村太蔵さん
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杉村家のスタンスは「お金より人としての土台を」

杉村太蔵さんには、高校3年生、中学2年生、小学4年生という3人のお子さんがいます。

「みんな思春期ではありますが、ありがたいことに高3の長女をはじめ、しっかり話を聞いてくれます」と、顔をほころばせる杉村さん。

お子さんたちとは日頃から一緒に出かけるほど仲よしで、まじめな会話を交わすことも多いそうです。しかし、得意な投資にかんしては「まだ教えていない」と言います。

「それよりもまず、人としての土台をつくることが大事だと考えています。10代のうちは、しっかり勉強し、人に迷惑をかけず、そして人の役に立てるように、ということを伝え続けています」(杉村さん、以下同)

それでも「税金の話」だけは欠かさない

そのなかでも唯一、「税金」の話だけはしていると言います。

「お金に関することでいうと、小さな頃から税金のことだけは話してきました。たとえば、1万円のお年玉が入ったとします。社会に出ると、そのうちの何パーセントかは税金として支払わないといけない。全部自分のものにすることはできないんだよ。と、子どもたちには説明しています」

ただ、「杉村流マネー教育」において、それはネガティブな話ではありません。税金を払えるということは「喜び」だと考えている、と杉村さんは語ります。

「普通なら、たくさん引かれてがっかりすると思うんです。でも、税金を払うことで、私たちの国は成り立っていますから、税金を払うことは社会の担い手になれたということ。今、うちの子たちは不自由なく暮らせていますが、私が明日事故に遭って仕事ができなくなるかもわからない。そのときは、私たちが社会に支えてもらうことになります。それを説明しつつ、『税金を取られていやだ』と考えるような人間にはなるな、と伝えています」