「休むのが大好き」といわれるドイツ人。しかしドイツはいまや、日本のGDPを追い抜き、世界第3位の経済国家です。仕事よりも週末や休暇を大切にしながら、なぜ高い成果を出し続けられるのでしょうか。今回は、ドイツ企業の日本支社で働いていたドイツ人女性・ウテさん(40代)に、ドイツ人に共通する仕事観と「早く帰る」ことを前提にした働き方について伺いました。
※この記事は『ドイツ人の戦略的休み方』(大和出版)より一部抜粋、再構成の上作成しております。
すべての画像を見る(全2枚)早く帰宅するために効率的に仕事をする
「日本の会社で有休が少ないことについてどう思うか」と改めて聞いてみたところ、ウテさんは日本の将来を楽観的に見ているようでした。
「今はどこも人材不足だし、日本の企業では最近、『男性の育児休暇をあと押しする企業』や、『新婚旅行のために有休休暇をつなげて長めに休暇を取れる企業』もあるし、昔と比べて多様化している」
●国によって「働き方」の特徴はある
「ずいぶんと変わってきているとはいえ、日本はまだまだ、体(その人自身)が会社にいることが重視されている面はあると思う」とウテさん。
さらに、「前に働いていたドイツの会社の日本支社でも、中途採用の日本人は夜遅く会社にいる傾向があった。最初彼らは『えっ!18時になったら、みなさん帰っちゃうんですか…』とガラーンとした部屋でつぶやいていて、ちょっとおかしかった(笑)。ドイツ人は本当に自分の管轄の仕事しかしないけど、日本人はほかの人の仕事も手伝うこともあるからどんどん仕事が増える部分があって、残業にはいろんな要因があるんだけどね。でもね。『ドイツ人はとにかく早く家に帰りたい!』これに尽きる」このように話します。
