「いつか使うから」と取っておいたものが、収納スペースを圧迫している。そんな経験はありませんか? 「どう収納すればいいか悩む前に、本当に収納場所が必要なものなのか考えてみて」と話すのは、整理収納アドバイザー鈴木久美子さん(40代)。その理由と、鈴木さんが実践していることを教えてもらいました。

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「いつか使おう」としている新品タオル、ずっと保管していませんか?
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それ、スペースを取って収納する価値はある?

リビング

鈴木久美子さんは整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリストなど多数の資格をもつ、まさに片付けのプロ。

「ものが多く、散らかった家で育ち、その反動で住まいを整えることを仕事に選びました。私にとって片付けは仕事ですが、私生活では片付けばかりに意識と時間を向けてはいられません。子育てに追われて余裕がない日も多いです」(鈴木さん、以下同)

子育てだけではありません。生きていれば、大変なことや悩むこと、決めなければいけないことが毎日たくさん出てきます。年をとればなおさら。

「そのことに気づいてからは、収納を考えるのは本当に大事なもの、必要な量だけでいいと思うようになりました。どうでもいいものの収納について考えるのはやめたんです」

取っておく必要はないもの4つ

ダイニングテーブル

鈴木さんが考える「どうでもいいもの」は、たとえば以下のようなもの。

・あき箱
・ジャムのあきビン
・紙袋
・通販の箱に入っていた梱包材

「どこに収納しよう? と考えるまでもなく、そもそも大量に取っておく必要はないものだと思います。家になければ、これらの片付けや整理に時間を取られることもなく、スペースを確保する必要もありません」

箱は、中身を取り出したら役目は無事に終了。ジャムのビンは、中身を食べ終わったらスパッと処分。

かわいいクッキー缶も、「なにかに使える」とついつい取っておきたくなるものですが…。

「私も心惹(ひ)かれるし、捨てるときはなんだか心が痛みます。でも、あき箱もあきビンもかわいい缶も、今すぐ用途が思いつかなければその先もずっと使うことはないんですよね」

かわいい缶は捨てづらい。それを知っているからこそ鈴木さんは、缶入りのお菓子を人に差し上げることは控えているといいます。