おせちはつめ方や盛りつけで見栄えが大きく変わるもの。今回は、料理家の飛田和緒さんにキレイに仕上がるおせちのつめ方のコツを教えてもらいました。重箱を使わない盛りつけアイデアも紹介します。

お重につめられたおせち
コツをつかめば、こんなに美しくつめることができます!
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おせちにまつわる豆知識

おせちの盛りつけ方には、じつはさまざまな意味が込められています。

●「の」の字になるように

伊達巻は「の」の字に。満足、ありがたい、御の字などの意味が。

●「市松模様」に

かまぼこを市松模様の紅白に組み合わせて、おめでたい彩を添えて。

●「末広がり」に

のし鶏は、縁起のよい末広がりに切り、羽子板形にしても。

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「おせちのつめ方」3ステップ

準備したおせちは、重箱につめると、さらに正月らしさが出ます。難しそうな印象がありますが、コツさえつかめば初心者にも見栄えよくつめられます。

●1:おせちの部屋を決める

空の重箱

まずは重箱を縦横3等分して部屋を決め、味が移りにくいものを隣り合わせに、大まかに当たりをつけます。

●2:斜めのラインでつめるものを決める

空の重箱に柚子がまを置く

中心を柚子がま(なます)と決め、四角をつめます。斜めの線がそろうようにつめると見栄えがよくなります。

●3:残りの部屋につめやすいものをつめる

重箱におかずをつめる

形の決まったものを利用しながら、残りの食材をつめていきます。南天の葉などをあしらいにすると間が気になりません。