老後資金も教育資金もあきらめない「マネープラン」とは?

マネープランを考える夫婦
※画像はイメージです(画像素材:PIXTA)
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老後の資金が不足してしまい、「じゃあ、子どもからお金を援助してもらおう」というのは、親としては本末転倒、なんとしても避けたいところ。

「やはり老後資金も早いうちから、少しずつ見通しを持って準備を始めていくのが非常に大切になってきます」

とはいえ、中学受験に高校受験、そのあとは大学受験と、子どもが10代に入ってからの教育資金は立て続け、かつ金額も大きいことが多いもの。老後資金を優先することで、教育資金が足りなくなるのでは…と不安になりますが、どう乗りきればよいのでしょうか?

「教育費も老後資金も『残して貯める』は難しいので、毎月先取りが絶対です! 老後資金は老後まで使わないものですから、iDeCoやNISAなど「手をつけにくい」ところに積立投資を始めてしまうのがおすすめです」

当分使わないから値動きにも一喜一憂せずにすむのもよいところ。

「教育費は子どもが何歳までにどれくらい用意したいかを決めて、逆算して毎月の貯金額を決めます。まずは児童手当には手をつけずに入金されたら別口座によけ、残りは財形貯金などで給料が振り込まれる前に貯めてしまうか、給料日に積立貯金を設定するなど、自動化すると確保しやすくなります」

老後資金は「細く長く貯める」

老後資金はまだ先のこと、とあと回しにせず、時間を味方につけて少しずつ長く貯めていくことが大切、と語る塚越さん。

「老後資金って教育資金よりまだもう先の話。要は、『時間がある」ってことなんです。だからこそ、時間をかけて貯めればいいので、早く始めれば始めるほどいい。だから『教育資金も心配、老後資金も心配』っていう人こそ、早めに老後資金のことを考えていけば、教育資金に回せるお金もおのずと増えてくるかと思います」

目の前の教育資金にもしっかりと向き合うためにも、早めにマネープランを練って、今後の人生に備えていきましょう。

※ この記事は2025年8月にvoicyチャンネル「明日のわたし研究所 by ESSE」で放送した内容を再編集して記事化しています

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