11月頃になると、「大掃除は年末にまとめて…」という流れになりがちです。でも、ただでさえ忙しい年末に1年分の汚れを一気に落とそうとすると、寒さも重なって気持ちも体も疲れてしまいます。「家のお掃除には、場所ごとに“きれいにしやすい季節”があります。そして毎日の“ちょこっと掃除”を重ねるだけで、十分きれいを保てます」というのは、整理収納アドバイザー1級・クリンネスト1級で家事代行のプロであるESSEフレンズエディターの宮入京子さん。宮入さんが実践している、「気づいたらきれい」になるお掃除習慣をご紹介します。
すべての画像を見る(全4枚)排水口掃除は、1日1回の「リセット」で劇的にラクに
食器洗いを終えたあと、水きりネットを替えるタイミングで、「新しく出したネット」をスポンジ代わりに使います。
シンクのまわりをサッとこすり、そのまま排水口のフタや中まで手を入れて洗って、そのまま水きりネットはゴミ受けにセットして完了。
水きりネットはゴミ捨てのタイミングで手放すもの。使い捨てスポンジの代わりに「最後まで使いきる掃除道具」としても大活躍します。
毎日のこのひと手間で、ぬめりもニオイもつかなくなり、「排水口を見たくない、触りたくない」というストレスが消えます。年末にドロっとした汚れをこすり落とすより、毎日の小さな習慣で汚れをためないほうが、断然ラクで気持ちよく過ごせると思います。
換気扇や窓、冷蔵庫、掃除のベストタイミングがある
掃除には、それぞれ「適した季節」があります。
●換気扇は「夏」が最適
年末の気温の低い時期は、油が固まって汚れ落としに時間がかかります。油が緩んでいる夏こそ、短時間できれいになるのでおすすめです。
●窓掃除は「真夏」と「真冬」を避ける
窓掃除を年末にまとめてやろうとすると、寒さで一気にハードルが上がりますよね。
寒さや暑さが増す前の秋や春こそ最適な時期。
掃除方法は、水ぶきしてからスクイジーで水をきるだけでOK。
数分でピカピカになります。窓が多いお宅なら、冬本番になる前に、天気のよい日に分けて進めましょう。
●冷蔵庫掃除は「冬」がチャンス
年末年始は食材が増える時期。今のうちに「使わない調味料」や「期限ぎれ食材」を整理しておくとよいでしょう。
冬は気温が低く、食品を外に出しても傷みにくいので安心して掃除ができます。冷蔵庫の中身をすべて出して掃除すると思うとハードルが高いので、段ごとにふく「分割掃除」がおすすめです。冷蔵庫が整うと、料理のモチベーションも上がり、無駄買い防止にもなりますね。


