服の量を減らし、クローゼットをスッキリと保つコツを紹介します。20年間ものであふれた汚部屋で暮らしてきた、片付け収納スペシャリストのおさくさん(30代、3児の母)は、第二子の出産をきっかけに本気の捨て活を始めたと言います。そんなおさくさんがクローゼットの収納で取り入れている「服を増やさない3つの工夫」を紹介します。
すべての画像を見る(全4枚)20年汚部屋だった私が「増やさない」に目覚めたきっかけ
昔の私は、完全に“物欲のかたまり”でした。
安いから、セールだからとりあえず買っておこう。そんな理由でどんどん服を増やし、結局ほとんど着ないままクローゼットが膨張していきました。
気づけば、「なにがあるか把握できない」「似た服ばかり買ってしまう」「服があるのに着たい服がない」という悪循環に。服が増えるたびに片付けて、とにかく減らすことばかりに意識が向いていました。
しかし本当に必要だったのは、入ってくる量をコントロールして増やさないこと。ここに気づいた瞬間から、片付けのストレスがグッと減り、クローゼットがラクに管理できるようになりました。
服を増やさない3つの工夫
おしゃれを楽しみながらも、クローゼットの服を増やしすぎないためのポイントは3つ。
●1:春服と秋服を兼用にする
気候が似ている季節は同じアイテムを着まわすと決めています。「春服」「秋服」と2シーズン分そろえる必要がなくなり、持ち数が自然と半分に。薄手のジャケット、カーディガン、シャツなど、どちらの季節でも使える万能アイテムに絞ることで管理もラクになります。
●2:ベーシックカラーをベースにする
とくに意識しているのは、布面積が大きい服の色を統一すること。たとえばワンピースやパンツなどは白か黒と決めています。
このルールにしてから、「コーディネートが一瞬で決まる」「流行に振り回されない」「買いたしが減る」といった、よい循環が生まれました。手持ち服との合わせやすさも相まってコーディネートパターンが増えたことで、無駄買いが格段に減りました。
●3:買う前に「手持ち服と合うか?」を自問
買う前に、頭の中でクローゼットの服との組み合わせをシミュレーションするように。3通り以上のコーディネートが浮かばない服は買いません。


