40代・50代で子育てがひと段落し、ひとり時間を楽しむ人が増えています。ここでは、心理カウンセラーの資格をもち、元祖節約主婦としても知られる若松美穂さん(50代)の「自分ファーストな夜時間」を紹介。家事や子どもの送迎に追われていた忙しい日々を卒業したあとのライフスタイルをお届けします。

50代で子育て終了。自分ファーストな夜時間の過ごし方とは?
50代で子育て終了。自分ファーストな夜時間の過ごし方とは?(※画像はイメージです)
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育児をしていた頃は「夜=習い事の送迎」だった

育児中の方に悩みを伺うと、「子どもの習い事や塾の送迎が大変だ」と返ってきます。皆さん本当にがんばられていると感じますし、自分の頃を振り返っても、懐かしい以上に大変だった記憶がよみがえります。

現在は成人した2人の娘たちは4歳離れているので、当時は同じ習い事でもレッスンの時間帯がズレていました。たとえば、最初に二女をクルマで送って往復30分。二女の迎えとともに長女も送るとプラス往復30分。さらに長女の迎えで往復30分追加。送迎だけで1時間半が費やされます。その前後にも食事やお風呂を挟むので、まったく休みはありませんでした。

そんなときを何年も過ごしてきましたが、先日子育てを終えたことで昔ほどの慌ただしさはなくなりました。

整体やエステに行く余裕ができた

エステの写真
※画像はイメージです

ある程度時間にゆとりが生まれたので、最近は「疲れたな~」と思ったらすぐに自分を労わりにいきます。家族や身近な人にやさしい言葉をかけてもらったり、癒やしてもらったりするよりもてっとり早いのです。

たとえば整体やマッサージ・エステ・ネイルなどは、夕方から夜にかけては当日予約ができることも。世間は夜ごはんの準備を始める時間帯なので、個人的に狙い目だと思っています。

子どもが独立して家を出ると、毎日の情報量や刺激は減るもの。誰かのために合わせるのももちろん幸せですが、今の私は「私のために」「自分のリズムで」人生を満喫しているところです。自ら新しいなにかを探しに行く感覚も必要と思っているところです。

18時以降にショッピングモールに行く

服を選ぶ女性
※画像はイメージです

ショッピングは夜に行くのが好きです。とくに衣類やメイク用品・プレゼント・仕事道具といった買い物は、18時~21時の間にゆっくりめぐります。

今までは次の用事があると、買い物を楽しむというよりも、さっさと終わらせて帰宅しようと考えてしまっていたのです。家族が一緒にいるときは「待たせるのは悪いかな」「次でもいいや」と、自分を優先できないこともありました。

けれど、ひとりであればのんびり試着したり、本屋を覗いたり、ほしいものを吟味したり。運動不足の日は、散歩代わりにいつもと違うお店にも立ち寄ったり。気の赴くままに過ごすことができるのです。

さらに、行き帰りの道中から店内の試着室、レジ、トイレまですいているのもポイント。ゆったり過ごせていますが、待ち時間がないのである意味時短だとも感じます。