子どもの作品やプリントを、ついつい取っておいてしまう…というママは多いのではないでしょうか。捨てられないけれど、気づけば棚や引き出しがいっぱいに。今回は、フルタイムで働く2児の母・よしいさんに、作品やプリントを「ため込まずに大切にできる」片付けルールを伺いました。「思い出を残すことと、ものをもち続けることは違う」というよしいさんの気づきについて、詳しくご紹介します。

額縁に入れて飾られた子どもの作品
フルタイムで働く2児の母・よしいさんが「子どもの作品やプリント」との向き合い方について教えてくれました
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申し訳なくて捨てられない!子どもの作品やプリントたち

子どもの作品

子どもが描いた絵や、初めてのテスト。どれも成長の証で、簡単には捨てられないですよね。私も同じで、「がんばったのに捨てたらかわいそう」「思い出にとっておきたい」と思って、ため込みがちでした。

気づけば、棚の上にはホコリを被った作品たち、机には放置されたプリントの山…。ものの多さに気持ちがザワつくようになりました。

整理のきっかけは「実家の片付け」だった

実家の片付け 古い楽譜

そんな私が考え方を変えるきっかけになったのは、「実家の片付け」でした。

私が30歳を過ぎても、母は私が小学生時代に図工で描いた絵や、受験勉強の模試を大切に取っていてくれたんです。

もちろん、母の気持ちはうれしい。でも、20年以上も日の目を見ずに押し込まれていたのかと思うと、複雑な気持ちになりました。思い出を押し込んで暮らすよりも、私は今この瞬間の成長を見つめたいと思い、自分の子どもの作品を整理しようと決意したのです。

子どもの作品は、しっかり飾ってから手放す

子どもの作品を壁に飾るよしいさん

それからは、作品をむやみに取っておかず、「しっかり飾って、しっかり手放す」ようにしました。

子どもがもち帰った絵や工作は、リビングの一角に飾って「色使いがオシャレだね」「ウサギがかわいく描けたね」と具体的に褒める。そのあと、写真に撮ってデータで残すようにしています。

「飾ってもらえた」「認めてもらえた」という満足感があると、子ども自身も納得して手放せるんですよね。