年末に向けて片付けをしようと思っても、ものを捨てる・残す基準でつい悩みがち。そんなときは芸人の「ツッコミ力やきり替え力」をマネしてみませんか? 片付けも心もラクになった意外なアイデアを、お笑い芸人の大ファンで、ライフオーガナイザーの名倉永利子さんが語ります。

面倒な年末の片付けが「面白い!」「楽しい!」に変わる
面倒な年末の片付けが、考え方次第で「おもしろい!」「楽しい!」に変わる
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いる・いらないは「3秒以内」でツッコミ判断!

「いる・いらない・保留」がわからない書類たち
「いる・いらない・保留」がわからない書類たち

なるべく片付けを簡単にするアイデアを考えてみました。減らしたいものを前にすると「いつか使うかも」と迷ってしまい、手放す段階までたどりつかないことも。以前は「判断疲れ」に陥(おちい)っていましたが、そこで、大好きな漫才師さんたちがボケに瞬時にツッコむところをマネしてみました。

ツッコミ判断で書類もすっきり!
ツッコミ判断で書類もすっきり!

ズバリ、いる・いらない・保留を3秒以内で勢いよく決めてしまうのです。直感を信じて瞬発力で判断することで迷いが減り、時間がかかる書類の片付け作業もテンポよくやりきれました。

ムダをそぎ落とし、本当に残したいものだけにする

クローゼット

次に、芸人さんがネタづくりにおいてムダな部分を削ぎ落とし、おもしろい部分だけ残す姿勢を、クローゼットの片付けにも取り入れてみました。たとえば「私の気分を上げてくれない、ムダな服は削(そ)ぎ落とそう」といった形です。

試行錯誤の末、クローゼット整理の核心は「まだ着られる」ではなく、「心から着たいと思えるか?」「2年以内に着たか?」だと気づきました。ムダのないネタのように、着られない服をなくし、一軍の服だけ残したことで気持ちも満足できました。