2人の子どもと団地で生活し、「もたない暮らし」の情報発信や片付けサポートの仕事をしている、整理収納アドバイザー1級のかさもさん。ここでは、レンタルしようと考えていた喪服を購入した理由やメリット、保管に便利なグッズについて語ります。

喪服を着たかさもさん
ミニマリストが喪服を購入することにした理由とは?
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喪服はレンタルにしようと思っていたけれど…

喪服を収納している戸棚

先日、急に喪服が必要になりました。以前から、喪服が必要になった際にはレンタルしようと考えていたので、すぐにレンタルサービスを検索しました。

ところが、レンタルでは自分が着たいと思えるデザインがありませんでした。葬儀の主役は自分ではないし好きな服を着る場面でもないけれど「なんでもいいわけではないし、妥協したくない」という気持ちから、レンタルすることに躊躇してしまったのです。

レンタルにすれば、常に所持・管理しなくてすみます。それでいいと考えていましたが、いざそのときになると「自分の好みではない服を、たとえ今回きりだとしても着用するのはイヤ」というのが私の価値観だと気づきました。

葛藤の結果、購入に至ったのですが、私にとってはメリットが多かったと感じています。

ミニマリストの私が喪服を選ぶ基準とメリット

購入を決意し、思い浮かんだ条件は下記の5つでした。

・自分の体型に似合うデザイン
・自分が好きだと思えるデザイン
・葬儀だけでなく、ほかのフォーマルシーンでも着られること
・シワがつきにくいなど、管理がラク
・自宅で洗濯できること

われながらワガママな条件ですが、探したところ、条件を満たす服に出合えたので、購入することにしました。2万円前後のブラックフォーマルを中心に扱うブランド「LITHE MISH」のものです。

喪服を着たかさもさん

実際に購入・着用して感じたメリットは以下です。

・好きなデザインだから満足できた
・この先の、いざというときにもあせらない

これから四十九日の法要を控えていますが、その際も「またレンタルしなきゃ」と考えずにすみます。レンタルをくり返すと出費も増えるので、経済的メリットにもつながっていると感じます。

また、私はカジュアルな服しかもっていないので、さまざまなシーンで使えるフォーマルアイテムが1着あるという安心感もあります。