楽しみは「家で晩酌しながらメジャーリーグ観戦」に

メジャーリーグ
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そんな事情もあり、夫が家でのカクテルづくりに目覚めたわが家では、もっぱらおうちバーでお酒を楽しんでいます。

もともとワインやビール、ウイスキーで家飲みをしていたのですが、カクテルもそのラインナップに加わりました。夫いわく、あけたらすぐに飲まなくちゃと、つい量を飲んでしまうワインやビールより、初期投資はかかっても、日もちするハードリカーをちびちび使うカクテルのほうがコスパがいいのだとか。まあ、飲んべえの個人的見解ではありますが(笑)。

この秋、シアトルの街は珍しく野球一色でした。球団史上初となるワールドシリーズ進出か、と大いに沸き、街じゅうのどこへ行っても、マリナーズのロゴが入った上着や帽子などを身に着けている人を見かけました。

野球に興味のないわが家もすっかりにわかファンとなり、急きょチケットを買ってスタジアム観戦してしまったほど。その流れで、マリナーズがトロント・ブルージェイズに惜敗したあとも、彼らがロサンゼルス・ドジャースと対戦したワールドシリーズの全試合を晩酌しながら見守りました。

二連覇を達成したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手と佐々木朗希選手の活躍はもちろんのこと、MVPに輝いた山本由伸選手がすごすぎて、ブルージェイズが気の毒に思えるほどでした。

スポーツはバーの大画面で観戦するのも醍醐味ですが、長時間をグラス1杯で粘るのは気が引けます。おうちバーならお代わりするごとに20ドル札が飛んでいくこともないですし、なにより思いっきりくつろげるのがいいですね。

おうちバーのお供に「ホットドッグ」が好評!

ホットドッグ

家のテレビで野球観戦はいいのですが、困るのは試合時間が読めないこと。第3戦の延長18回はびっくりでしたが、そこまでいかなくても夕食をいつつくるのか、食べるのか、ちょっとした葛藤があります。

どうにも夕食をつくる気が起きなかったある晩のこと。ソーセージとパンが残っていることを思い出しました。これだけでたりるかなと、多少の罪悪感を抱きつつ食卓に出してみると、意外にもわが家の男たちは大喜び。「ディナーでホットドッグが食べられるなんて最高」とまで言われました。

なるほど、ホットドッグが1個だけではたりないかもしれませんが、2個、3個とお代わりできれば、むしろ大歓迎だったようです。アメリカではハンバーガーやサンドイッチも立派なディナー。ホットドッグも同じ分類なのかもしれないと妙に納得しました。考えてみれば、スタジアム名物のホットドッグは野球観戦にぴったりのメニューです。

ちなみに、アメリカのホットドッグは、日本のおにぎりやラーメンのように、いろんなトッピングの組み合わせがあります。

わが家の場合、息子はシンプルにケチャップとマスタードのみ。辛いもの好きのアメリカ人の夫は、これまた王道のマスタードとザワークラウトに、さらにインドの調味料、チャツネを加えるのがお気に入りです。私は最近、チャツネではなく、代わりにショウガの甘酢漬けを加えて和風にアレンジしています。

ソーセージやパンはコストコでまとめ買いしているので、そこまで高くはなりません。なので、外食でひとり30ドル使うより断然お得。ますます充実するわが家のおうちバーの定番おつまみとなるかもしれません。