朝晩がかなり涼しくなってきたこの頃、年末の大掃除のことが気がかりになってくる方も多いのではないでしょうか。「年末にまとめて大掃除をするのは心理的な負担が大きいため、今の時期にプレ大掃除をやっておくことで、年末がぐっとラクに過ごせます」と話すのは、 ESSE フレンズエディターで、整理収納訪問サポートをしているライフオーガナイザーのさいきかよこさん。「今やっておきたいプレ大掃除ベスト3」を語ります。
すべての画像を見る(全4枚)3位:玄関・靴箱
年末はイベントが多く、仕事も忙しくなってくる時季、寒さと疲れで体調を崩しがちです。やっと迎えた冬休みも、帰省等で結局バタバタし、大掃除なんて手が回らない…といったことも。
そんな忙しく寒い時季にやりたくない作業は、「寒い場所ですること」と「水仕事」だと私は思っています。この2点を本格的な冬が来る前に終わらせておくだけで、心理的な負担はかなり軽減されるのではないでしょうか。
間取りにもよりますが、外と中をつなぐ玄関は、比較的に寒い場所であることが多いもの。玄関付近に置いているものを整理し、靴箱の中身も全部出す。そして、棚板やたたき部分を水ぶきし、乾いたら収納する。この流れを、比較的に早い時期に完了させておくと、「大掃除しなくちゃ」とあわてることもありません。
わが家では、数か月に一度、玄関・靴箱の掃除をしており、「全部出す→ものの見直し→水ぶき→収納」のシンプルな流れで、大がかりなことをしなくても、清潔空間をキープ中。数年前に、「年末にやりたくない!」と思ってから、年末にしなくてすむように意識して行っている場所です。
2位:家じゅうの排水溝の掃除・漂白
水回りの作業も、本格的な寒い時期にやりたくないのは、私だけではないはず。お風呂・洗面台の排水口や、洗濯機のパーツ類も今、やっておくことをおすすめします。
パーツ類をすべて掃除し、漂白しておく。こまめにお掃除しないと、ゴミがたくさんついていたり、カビていたりする部分でもありますよね。根深いカビがついていると、その分漂白にも時間がかかります。
比較的に暖房の効いた空間であるキッチンについては、少し後でもいいかもしれませんが、シンク内の排水口や換気扇掃除も早めに終わらせておくと、気分的にかなりラクなのでおすすめです。


