SNSで見かけたおしゃれなトイレに憧れて、「生活感のないトイレ」づくり計画を進めた日刊住まいライター。数多くの実例画像を参考に、造作棚や照明、クロスの配色にこだわり、理想の空間を目指したそうです。家を建てて半年、住んでみて感じたメリットと、想定外のデメリットについて語ります。

トイレ全体の様子
トイレ全体の様子
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新居は憧れの「生活感のないトイレ」に

筆者は、夫と1歳になる娘との3人暮らし。今年の春、大手ハウスメーカーで2階建ての注文住宅を建てました。

家づくりの計画中、SNSでおしゃれなトイレを調べていたら「生活感のないトイレ」というワードを見かけて、さまざまな画像を参考にトイレづくりの計画を進めました。

理想のトイレにするために実践した「3つの工夫」

正面から見たトイレ

トイレは毎日何度も使う場所でもあり、どうしても生活感が出やすいもの。来客時に目にとまりやすい空間でもあるため、できるだけ清潔感を保ち、すっきり見せたいと考えました。

そこで、「生活感のない空間」に近づけるために実践した工夫がこちら。

・掃除用品をしまう収納は設けない
・造作棚を設置し、横一列にトイレットペーパーを配置
・落ち着いた配色でまとめ、足元は間接照明で照らす

背面に収納をあえて設けないことで空間にゆとりが生まれ、床がすっきりとした印象になりました。代わりにトイレットペーパーのストックは、側面に設置した造作棚に収納。

また、壁と床の配色はグレージュ・ホワイト・木目の3色でまとめ、統一感のある空間に仕上げました。アクセントにはダークグリーンのドアを採用し、スタイリッシュさを表現。さらに、棚下の間接照明で足元をやわらかく照らすことで、落ち着きのある雰囲気を演出しています。

さまざまな工夫を施したこだわりのトイレですが、実際に住んでみると、メリットもあれば、想定外のデメリットも見えてきました。

メリット1:床にものがないから掃除がラク

すっきりとした便座回り

便座まわりに余計なものがないため、トイレ本体の奥まで手が届き、掃除がしやすく清潔感を保てます。

メリット2:トイレットペーパーの交換がスムーズ

造作棚にストックしたトイレットペーパー

造作棚は12ロール入れても余裕があるため、まとめて収納でき、小分けの手間もありません。トイレットペーパーがきれても立ち上がらず補充ができるので、別の場所へ取りに行く必要もなく便利です。