使わないものでいっぱいになった押し入れ・クローゼット。思いきって処分することで収納スペースが整い、暮らしやすくなるかもしれません。「捨てるのがもったいないのではなく、使わずにただ置いていることがもったいないんだと思うようになりました」と話すのは、整理収納アドバイザーのminaさん(40代)。手放してよかったものについて話を伺いました。
すべての画像を見る(全5枚)客用寝具は「使わないのにかさばる」
整理収納アドバイザーの資格をもつ、インスタグラマーのminaさん(40代)。築18年のマンションに夫、子ども3人で暮らしています。
「決して広くはないマンションの収納スペース。子どもが小さいうちはまだゆとりがありましたが、中学、高校と成長するうちにものも増えていきます。そこを客用寝具が陣取っていることに長年気を揉(も)んできました。泊まるようなお客さんは滅多に来ないのに、2セットも…」(minaさん、以下同)
minaさんによると、客用寝具は「もっておきなさい」と実家からもたされたものなのだそう。あまり出番がないことはわかっていながらも、そのまま押し入れに眠っていました。
「なんで使わないものにこんなにスペースを割いているんだろう、と不思議な気持ちになりました。大きな布団があるせいでほかのものが押しやられ、ぎゅうぎゅうになっている。押し入れに入れたいものが入らずはみ出している…。いっそ、なくしてしまえば全部解決すると分かったんです」
使わないものを取っておく方が、お金とスペースの無駄
寝具の処分を思いとどまらせていたのは、「もったいない」という気持ち。
「せっかく親からもらったし、捨てるのはもったいない。ほとんど使っていなくてきれいだから、寝具を捨てる=お金を捨てると思い込んでいました。でも、逆だったんですよね。使わないものを取っておくほうがもったいないんです」
もったいないを手放して初めて、気持ちよく寝具を処分できたと言います。