10年以上「まごわやさしい」朝ごはんを固定

青菜などの下ゆでした野菜があれば加えます。この日はコマツナを入れました
kiyoさんの朝食。青菜などの下ゆでした野菜があれば加えます。この日はコマツナを入れたそう
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お子さんたちの上京後、ひとりで暮らしているkiyoさん(50代)。仕事がある日に10年以上食べているのは、栄養バランスのよい食べ物の合言葉である「まごわやさしい」がそろった、みそ汁とおにぎりです(画像1枚目)。

まとめて水煮。このあと保存容器に入れて冷蔵庫へ
まとめて水煮。このあと保存容器に入れて冷蔵庫へ

「みそ汁の具は、煮干しとだいたい4種類の食材(イモ、タマネギ、キノコともう1種類)を水煮してつくりおきしたもの。朝はその具にみそ、手で割った木綿豆腐1/4丁サイズを入れて小鍋に温めるだけ。お椀にゴマをすり入れてから注ぎます」(kiyoさん、以下同)

おにぎりはちりめんじゃこを混ぜ入れた大豆ご飯。焼きのりで包み、トレーに乗せたら完成です。緑茶も毎日1杯いただきます。

みそ汁の調理風景

「みそは漉(こ)しません。豆腐は調理の手間を減らすため、買ってきてすぐにハサミで4分割してから冷蔵庫に入れています。これなら1日1個、手で割り入れて使いきれますよ」

お弁当をつくったり、ゴミを出したりと忙しい朝ですが、包丁を使わないこのメニューなら10分程度で準備できるといいます。

朝食は出すだけ!5分で完成、胃袋満足ごはん

かつらさん宅の朝食

食育健康アドバイザーの資格をもつ、4人家族のかつらさん(40代)。ここ1年は、前日の夕食で多めにつくっておいたみそ汁と、ツナを和えた納豆ご飯、ナッツ、果物が定番だそう。かつらさんは、家族が食卓につく1時間前にこの食事をすませています。

コーヒーで一服

「食材をただ出すだけなので、5分以内で準備が完了。コーヒーメーカーの豆を挽(ひ)く音をBGMに食べつつ、淹(い)れたてのコーヒーで整います」(かつらさん、以下同)

この朝食に落ち着いたのは、お弁当をつくる時間を考えているから。

「長女のお弁当づくりがあるため、朝食は簡単でラクなものに。それでもバランスのとれた食事を用意したいと思いました」

出してかけるだけの朝ごはん

このメニューはお子さん自身でも準備できて、塩分や甘さなど味のバリエーションも豊かなため、毎日飽きずに食べられていると話します。

ここでは、忙しい朝でも実践しやすい朝ごはんをご紹介しました。皆さんもラクちんな食事アイデアで、1日を気持ちよくスタートしてみませんか。

※ 記事の初出は2025年7月。年齢も含め、内容は執筆時の状況です。

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