自由気ままな「おひとりさま」生活。楽しくはあるものの、ふとしたときに「もう少しだれかと話したい」と思うこともあるのではないでしょうか? 48歳で離婚を経験し、ひとり暮らしをしている50代のインスタグラマー、みるくさんもそのひとり。みるくさんが自身の経験から実感した、50代からの人づき合いのコツについて、詳しく語ります。

みるくさん
みるくさん
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離婚後、人間関係も身軽になったものの…

3人の子どもが成人し離婚した際、子育て、夫の親戚づき合い、ママ友とのおつき合いなど、長年の人間関係から解放され、「自由だ〜〜〜!!!」と大喜びしました。

わずらわしさから抜け出し、ひとりの時間を気楽に楽しむ毎日。でも年を重ねるにつれて「人とのおつき合いって大切なんだな」と、心の底から感じるようになりました。

私はオンラインで仕事をすることが多いのですが、ミーティングも不定期なので、ふと「今日はだれともしゃべっていないな」と気づく日もあります。

また、じつは「ひとりで外食」が大の苦手です。だから、家から一歩も出ない日も少なくありません。スーパーの店員さんに「ありがとうございました」と言われただけで1日が終わる日も多いです。

ひとり時間は好きだけど、「こんな生活でいいのかな…」と、ふと考えてしまうこともありました。

本当に「ひとりはラク」なのか

友人と過ごす時間
友人との楽しい時間

そんなある日、体調を崩して寝こむことに。子どもたちに「熱が出て寝こんでる」と連絡すると、すぐに大量の飲料水や食べ物を買ってきてくれました。

さらには、偶然連絡をくれた友人も、体調が悪いことを伝えると心配してくれ、なんと、フルーツやマヌカハニー、ホッカイロを玄関先にそっと届けてくれて…。

「ひとりがラク」なんて思っていたけれど、娘や友人の優しさが本当にありがたくて、あらためて「人とのつながりは大切にしなきゃ」と痛感しました。

年を重ねてから、気づいたら「友達がいない…」なんて寂しい状態になるのはいやだな、と思うようになりました。ですが、自分から積極的に誘うのは得意ではないので、「なにかあるときは声をかけてね」とお願いするようにしています。

すると、意外と声をかけてもらえるんです。誘われたときは、できるだけ参加するようにしているので、最近は以前よりも忙しいくらいです(笑)。