子連れ旅行は「とにかく荷物が多くて大変…」と悩む人も多いのでは? キャリーケースがパンパンになり、移動のたびにバタバタすることも。そこで今回は、ライフオーガナイザー1級の資格を持ち、シンプルな暮らしを実践するkinopikoさんの「旅行の荷物を減らす工夫」をご紹介します。移動も片付けもラクになるコツは必見です。
すべての画像を見る(全7枚)子連れ旅行の荷物が多すぎてストレスだった過去
わが家は夫と私、小学生の娘と未就学児の息子の4人家族です。子どもたちがまだ小さいため、以前の旅行では、大きなスーツケースに加えてベビーカー、パンパンにふくらんだリュック、さらにエコバッグまで持って行きました。荷物が多く、それらを抱えて移動するたびにぐったり。
到着後もホテルの部屋は荷物でいっぱいになり、必要なものがすぐに見つからない…。旅行中も「どこに入れたっけ?」と探す時間ばかり取られることに。さらに持参した荷物の半分以上を使わずに帰ってきたことも少なくありませんでした。
こうした体験を繰り返すうちに、「もっと身軽に旅をしたい」と思うようになり、それが持ち物を見直すきっかけになったのです。
荷物を減らすための3つの工夫
持ち物を見直し、旅行荷物を減らす際にぐっとラクになったと感じたのは、以下の3つの工夫でした。
●1:持参する「着替え」は最大3日分まで
どんなにたくさん服を持ち込んでも、子どもは結局お気に入りの服ばかり着たがります。旅行日数にもよりますが、わが家では「最大3日分」というルールを決めたことで、ちょうどよい量に落ち着きました。
宿泊先で洗濯を活用すれば、大人は2日分の着替えで十分です。
●2:アメニティやタオルは宿のものを使う
歯ブラシやシャンプー、タオル類はほとんどの宿にそろっています。自分で用意するのは、「肌に合うもの」や「子ども用歯ブラシ」など必要な最低限だけ。
私自身が敏感肌で、旅行には肌に合うものを厳選して持参しますが、数日間の旅行なら、化粧水だけは持って行き、洗顔料やボディーソープなどはアメニティで対応。全身に使える化粧水を選び、子どもと共有しているので荷物もさらに減らせました。
●3:“もしも”の荷物は厳選
以前は「使うかも」と思い、薬や救急セット、暇つぶし用のオモチャ、気温差を考えた予備の服など、大量につめ込んでいました。けれど実際には、ほとんどは出番なし。
現在では、常備薬と薄手の羽織り物、オモチャは子どものお気に入りを1~2点だけに厳選しています。