3:試供品やおまけは、もらったらすぐ使う
無料でもらったものは、自分が欲しくて買ったものではないので、死蔵品になりやすいです。こうしたものは、もらったらすぐに使うようにしています。たとえば、化粧品やシャンプーのサンプル、イベントでもらった景品のボールペンなど。
なにも考えていないと「旅行用にとっておこう」「いつか使おう」と思い、引き出しに入れたまま、忘れてしまいがちです。
カナダでは日本ほど試供品をもらう機会は多くありませんが、まれに日本のネットショップで買い物をしたり、カナダのアマゾンでもアジアのバイヤーから購入するとおまけが入っていることがあります。
そういうものは、もらったらすぐに使います。自分で使えないときは、すぐに娘にあげたり、寄付箱に入れます。すぐに使ってしまえば、死蔵品になりません。
4:「ちょっといいもの」こそ、今すぐ使う
押入れや棚にしまってある「少しいいもの」「高価だからもったいなくて使えないもの」を積極的に使います。
たとえば、いただきものの塗りのお椀、プレゼントやお土産でもらったちょっといい石けんやタオル。「もったいないから特別な日に使おう」と思って大切にしまってありませんか? そのまま忘れてしまって使わずに終わるのはよくあることです。
私はプレゼントでもらったものは、すぐに封をあけて、その日のうちに使い始めます。自分では買わないちょっといいものほど、日常使いを心がけています。
ふだんは使わないぜいたく品なので、使えばほんの少し生活が豊かになったように感じられます。
「もったいなくて使えない」。そんなものがあるなら、今日早速使いましょう。
5:「使いきりチャレンジ」で、楽しみながら減らす
死蔵品をコンスタントに減らすために、ときどき「使いきりチャレンジ」をしています。私が使いきりを心がけているのものは、先程も書いた紙類、そして塗り絵をするために買いすぎたマーカーや色鉛筆。文房具は、今後買いたさなくて大丈夫なほどです。
文房具をそこまで所有していない人は、「今週はお茶消費週間」「今月は紙袋を減らす」など、テーマをひとつ決め、集中して取り組むといいでしょう。
自分で企画してチャレンジをすると、ゲーム感覚で使いきりを実践できます。チャレンジが終わったときは、達成感もあり、使いきることが楽しくなってきますよ。
以上、ものを使いきる5つのコツを紹介しました。いちばん重要なのは、同じものをこれ以上買わないことです。数を増やしてしまうと、眠っていたものを使う機会がなかなか巡ってきません。
買ったものをきちんと使いきる暮らしはとても気持ちがいいものです。ものが増えないし、節約にもなる。なにより、ものを大事にすることができます。自己肯定感が上がるので、ぜひ試してみてくださいね。