食卓に受け継がれる、父からの教え
すべての画像を見る(全6枚)フランスで生まれ育った父の教えで、幼い頃から必ずランチョンマットを敷くのが習慣。
「美しさとおいしさは、当たり前の毎日を豊かにしてくれます」
キャンドルの灯りに癒やされる時間
夕方からキャンドルを1本ずつ灯すのが、サリーさんの習慣のひとつ。ゆらゆらと揺れる火を見つめているだけで、ほっと心が落ち着くそう。
「ものを所有することより、そんな時間をいとおしむ暮らしを大事にしたいですね」
「これまで」を手放したら「これから」が楽しみに
親や自身の離婚、夫との死別。波乱万丈の人生だったけれど、すべての経験が力になったと話すサリーさん。
「私、ずっと手放してばかりいるんですよ。でも、別のなにかが必ず入ってくる。もって生まれたキーワードは『変化』。何歳になっても人は変わることができる。だから、流れにひょいと飛び乗れるよう、いつも身軽でいたいって思います」
人は所有することで幸せになると思い込みがちです。でも、抱え込もうとすると今度は、失うことが怖くなります。手の力を抜いて、風に吹かれて。「今が幸せであれば、それで十分」と語るサリーさんが、欲張りを卒業することの心地よさを教えてくれました。
