埼玉県を中心に展開している激安スーパーマーケットの「スーパーマルサン」は、メディアでも紹介されている人気店。「お弁当の安さと掘り出し物の多さが魅力です」と話すのは、スーパー事情やトレンドフードに詳しいESSEonlineライターの高梨リンカさん。10年以上前から「スーパーマルサン」を利用しているという高梨さんに、お店の様子や、おすすめ商品を実食レポートしてもらいました。
すべての画像を見る(全5枚)スーパーマルサンの代名詞「段ボール通路」!
「スーパーマルサン」はとにかく激安のスーパーマーケット。その安さからテレビで取材されることも多く、休日ともなれば駐車場までも大行列です。
店内で目を引くのは、段ボールを積み重ねたディスプレイで、みっしりと商品で埋まった通路は購買意欲をかき立てられます。
段ボール通路は店の外から始まっていて、野菜や飲み物、レトルト食品など、とにかく安い目玉商品が雑多に並んでいます。
この独特のつくりもあって店内は途中まで一方通行。あちこち回ってゆっくり自由にお買い物をするという感じではないかもしれません。
安いものを見つけたら、カゴにぽいぽい入れて進むという感じでしょうか。買うものを決めて来るより、その場のパッションを優先したいお店です。
目玉商品は「270円の激安弁当」
マルサンの激安商品といえばお弁当。お米をはじめなにもかもが高騰しているなかで、おどろきの価格、270円でお弁当が売られています。
激安なら中身もさびしいのでは? と思われがちですが、そんなことはありません! たっぷりのご飯にメインのおかず、切り干し大根に漬物と内容は充実しています。
個人的にはご飯がしっかり盛られていることが感激ですね。最近は安いと思ったらご飯が少なかった…というお弁当も増えてきましたので。
270円弁当は2種類あって、「メンコロまる弁」はメンチカツとコロッケが、「新・フライ弁当」にはコロッケ・蟹クリーム・白身フライが入っていました。少し値段は上がりますが、ほかにもお弁当の種類はたくさんあるので、通っても飽きずに食べられるのもうれしい。
あえて欠点を言うなら、ややラインナップがガッツリ系に偏っていることでしょうか。から揚げにハンバーグ、油淋鶏(ユーリンチー)、チキンタルタル…。ボリュームを求める人にはうれしいラインナップです。
「メガ盛り弁当」にも注目!
スーパーマルサンには激安弁当のほかに、インパクト抜群の「メガ盛り弁当」もあります。「メガ盛り弁当」は人気があるようで、元々の数も多くないと思うのですが、お昼をまわるとどんどん数が減っていきます。
この日は「ソース焼きそば」(661円)と「Wカツ丼」(971円)がありました。
「Wカツ丼」には、カツはもちろん、から揚げが3つも入っていて、900g超えの大ボリューム。2人で分けてもこの量なので、部活帰りの腹ペコな学生も大満足だと思います。



