人づき合いは「腹八分目」がちょうどいい

涌井友子さん
取材中、公園でひと休み。1人でいる時間も大切です。
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そして、人づき合いは腹八分目に。

どんなに気の合う友だちでも、ほどよい距離感を保つこと。大好きだからといって、必要以上に踏み込んだつき合いを続けていくと、相手の欠点が気になったり、その気もないのに傷つけてしまったり。ろくなことにはならないのです。

腹八分目程度にしておけば、それこそ一生の友達としてつき合い続けることができます。ちょっと疲れたとき、悲しいことがあったとき。ほどよい距離感の友だちからの電話や手紙(今ならメール?)の、さりげない優しさにどんなに助けられたことか。

この関係性は、お金で買うことはできません。また、一朝一夕につくることもできません。長い年月をかけて、少しずつ積み上げてきた信頼の下に成り立つのです。

人生の晩年も、楽しく豊かな日々を送りたい。そう思われるのならば、皆さんも若いうちから少しずつ準備してみてはいかがでしょうか。

私は93歳の新聞記者』(草思社刊)では、涌井さんのライフスタイルはもちろん、現役の新聞記者を続ける波乱万丈な記者人生についても綴られています。

私は93歳の新聞記者: ペンとカメラと杖を手に、今日も街を歩きます

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