洗面台を使うたびに水が跳ねる。浴室付近には黒カビが
洗面所は顔を洗ったり、トイレ後に手を洗ったりする場所。当然ですが、水が床に跳ねる確率がとても高いです。でも、床は無垢材なので水滴は厳禁。水ジミが残ってしまったり、床材が傷んでしまう可能性があります。大人なら水滴が落ちたことに気づいてすぐふくことができますが、子どもはそうもいきません。
すべての画像を見る(全6枚)しかもすぐ隣は浴室。子どもに「お風呂の床で体をふいてきてね」と伝えても、なかなか難しい。どう気をつけても体や髪から水滴が落ちるし、親がいちいちふいて回るのも面倒です。
とくに浴室のドア付近の床は湯気にさらされるため、住み始めてしばらくしたら黒カビが発生してしまいました。
このままではマズイ! と思い、苦肉の策として透明のマットを敷くことに。床と柱の境目に黒カビができてしまったので、この部分もマットで覆い、水跳ねをガードしています。
マット対策を行ってからはカビに悩まされることがなくなり、「水がこぼれている!」と子どもにイライラすることもなくなりひと安心。でも、無垢フローリングの美しいツヤがマットで隠れてしまっているのは残念です。
リビングとの一体感は気に入っているし、自然素材にこだわったため塩化ビニール製のクッションフロアを選ぶことはなかったとは思うものの、水跳ね対策や自然に優しい代替素材があるのかどうかを打ち合わせ段階で聞いておけばよかったかも。そんな思いも少し頭をよぎります。
正直なところ、打ち合わせではほかの設備を決めるのに精いっぱい。洗面所の床にまで考えが及びませんでした。
この小さな後悔が、これから家づくりをする人に向け、少しでも参考になればうれしく思います。