「なにをするのか」ではなく「どうありたいか」
すべての画像を見る(全2枚)たとえ辛いときや苦しいときであっても、「自分はどうありたいか」を問いかければ、おのずと答えがでてくるので、迷いはありません。だから、「なにをするのか」よりも「どうありたいか」を考える方が先決なのです。
でも、「自分のあり方」が定まっていない場合、次のようなことが起こりがちです。
・「みんながやっているから」「成功している人がそうしているから」という理由で選択してしまい、自分の意志や価値観ではなく、だれかの基準で判断してしまう
・SNSで他人の投稿を見ては焦り、なんとかしなきゃ…と空回り
・なにを選んでも「これでよかったのか」と不安になったり、人に答えを求めてしまう。「これでいいのだ」と言える人は自分に軸がある
・まわりの空気ばかりを読んで行動し、エネルギーの消耗が増え、疲れやすくなる
・憧れを抱くのは気持ちのいいものだけれど「本当にやりたいこと」とは違う場合も。自分のあり方が定まっていないと「なんとなく違う…」を繰り返すことに
このように、「自分のあり方を考える」とは、人生の羅針盤みたいなものです。だからこそ50代、60代は「なにをするか」よりも「どうありたいか」を先に見つけることが、自分の未来を見つけやすいです。
「どうありたいか」を整えるための7つの習慣
こうした「あり方」を整えるために、私は次のことを習慣にしています。
・今日は「なにをする?」の前に「どんな気分で過ごしたいか」を意識する
・忙しくても、自分の心の声を聞くための時間をつくる
・「迷ったときはこうする」という判断基準をもっておく
・「できる・できない」よりも「どうする?」「どうありたい?」と主体的な視点をもつ
・部屋を清潔に保ち、整理整頓しておく
・ふと心に引っかかった感情に対して、すぐに「なぜ?」「どうして?」と問いかける
・「お金」のために働くより、好きなことに情熱を注ぎ続けていく
「なにもしていない私」に焦るよりも、「本当は、どう生きていきたいのか?」を静かに自分に問いかけてみること。そこから生まれる小さな答えが、50代からの“自分らしさ”を育ててくれる。私はそのように考えています。