見た目が若くても、言葉や行動がアップデートされていなかったら残念! 本当の若さは言動にこそ宿ります。そこで、大人世代がついやってしまいがちな言葉や動作と、それらをうまく回避するコツをご紹介。マナーコンサルタントの西出ひろ子さんにお聞きしました。
すべての画像を見る(全2枚)大切なのは相手への思いやり
「これって老けて見える?」と言動を気にする大人世代が多いですが、「いつの時代も大切なのは相手への思いやり」と話すのはマナー講師の西出ひろ子さん。
「われ先にと電車で席に座ったり、大声で話すのは、そもそも人への気づかいができていない証拠。大切なのは相手がどう感じているかを察する心や、『私、大丈夫かな?』という客観視の心です。それを忘れなければ、言動は好意的に受け止められますし、その後の行動や言葉のフォローで印象の挽回も可能ですよ」(西出さん、以下同)
1:話をかぶせてしまう&声のボリュームが大きすぎる
A:小さな「ごめんね!」の言葉で印象が一変
年をとると耳が遠くなり、声は大きくなりがち。
「無意識の場合もあるので、気がついたときに『ごめんね! 大丈夫?』と周囲に確認を。このひと言で“若い側”に一歩戻れます」
2:「アレアレ」とよく言う
A:思い出せる情報を伝えて、会話を止めないフォローを
頭に浮かんでも、なかなか名称が出てこなくなるのが大人世代。
「できる限り説明して、伝える努力を。開き直らず、『思い出したら言うね』と会話を止めないひと言を添えて図々しいおばさんを回避して」
3:座ったときにひざに隙間があく
A:ひざはもちろん、かかとにも意識を
座り姿、立ち姿にもポイントが。
「座ったときのひざは閉じ、立ったときも意識してかかととかかとをつけて。姿勢のよしあしで見た目年齢が大きく変わります」