いくつになってもおしゃれを楽しみたいもの。しかし、年齢を重ねると体型の変化で以前と同じファッションが似合わなくなったり、たくさん洋服をもっていても着こなせなくなったりすることがあります。そこで今回は、66歳になった今も全力でおしゃれを楽しんでいる女優・萬田久子さんに、大人のおしゃれ術を教えてもらいました。

萬田久子さん
萬田久子さん
すべての画像を見る(全3枚)

66歳・萬田久子さんの“オトナ”のおしゃれ術

19歳で初めて「コムデギャルソン」の服を手に入れて以来、すっかりファッションの虜(とりこ)になった萬田さん。おしゃれが大好きで、幼い頃からファッションが生活の一部だったそうです。

「母はもともと洋画が好きで、『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンの着ていた洋服を着てみたくて洋裁を習い始めたそうです。それが高じて洋裁師が職業になりました。母の影響で私も自然と洋服が好きになり、いつしかクローゼットは満杯! 1着買ったら、1着捨てられる人ってすばらしいと思うのですが、どれも思い入れがあるからなかなか捨てられない。これこそビンテージですよね(笑)。だからこそ今もとってもおしゃれが楽しいんです」(萬田さん、以下同)

●昔の服に、今の流行りのエッセンスをちょいたし!

萬田久子さん

ちなみに、この日の衣装はフリルのブラウスにマニッシュなパンツ、白い帽子というスタイル。伺うと、すべて私服で、セルフスタイリング。洋服自体は昔に購入したものだとか。

「今日着ているブラウスは、たぶん20年くらい前のものかな。ずっとクローゼットに眠っていたけれど、最近発掘しました。(ブラウスの)下に着ているのは、ラインストーンのビキニ。『いつ着るんだろう?』と自分に問いながら部屋に飾っていたのですが、組み合わせてみたら、ね、なかなかいいでしょ?」

まるで少女のように、キラキラと楽しそうにコーディネートについて説明してくれる萬田さん。昔のものを着るためには少しコツがあるとのことで、教えてもらいました。

「昔好きだったアイテム同士で組み合わせてもいいのだけれど、モチベーションが上がるのは新しいもの。ずっと前のものでも、たすことで生きるの。新しいものを買うときには、もっていた洋服を思い出して、あれがあるからこれにしよう、という風にジャッジしています」