通塾を終え、家で過ごし方が気になるように…
すべての画像を見る(全3枚)のんびりと会話を楽しめるようになったのはよいことですが、半面、だらだらと過ごしているのは気になります。
おそらく多くのお子さんがそうだと思うのですが、家での自由な時間はほぼずっと、テレビやタブレット、スマホを見ているんですよね。とくにショート動画をひたすら再生して時間が過ぎていくのを見ると、これでよいのだろうかと心配になります。
一応勉強もしてはいるものの、受験があるわけでもないため、学校がある日は1日1時間程度、残りはだらだら過ごしているといった感じです。
バタバタと塾へ行って追われるように勉強を進めていく日々は大変でしたが、やはり通塾していたころのほうが、充実さでは圧倒的だったように思います。
中学受験は合否より娘との関係性にストレスが
中学受験を終えた生活をしてみて思うのは、学年が上がるにつれて娘との関係が難しくなってきたことが、私のなかではかなりのストレスだったということです。
「中学受験は親子の戦い」とも言われますが、私は成績や合否よりも子どもとの言い合いやそれによるイライラに疲れを感じました。
これから中学受験に挑む親御さん、そしてお子さんにはまず、心を壊さないことを意識してほしいと思います。いわゆるメンタルケアですね。
勉強をがんばるお子さんはもちろん、それを見て支える親御さんも、心の休憩を挟みながらがんばってほしいです。
子どもとの絆、思い出として「よい経験」に
中学受験を通して大変だったこと、苦しかったことはたくさんありますが、終わってみればそれは「共通の思い出」だと感じます。
もちろん実際にがんばったのは娘ですが、教材が分からなくて一緒に悩んだことや、テスト問題が大人の私でも難しくて頭を抱えたことなど、いろいろなことがありました。
そうした大変なことを一緒に経験し、時にはぶつかり乗り越えたことはとてもよい経験ですね。
おそらく高校受験、大学受験と進めば子どもだけで対応することがほとんどで、親の出番はどんどん少なくなるでしょう。
とはいえ、これは野球や水泳、ピアノといった習い事でも共通することだと思います。
小学校に通いながらなにかに全力投球する娘を、サポーターとしてそばで見られた中学受験は、得るものの多い日々でした。
中学生になった娘とのかかわりは未知数ですが、1つ大きな壁を乗り越えたことを自信とし、楽しんでいきたいと思います。