気になったこと1:間取りの変更ができない

2階の手洗いタンク付きトイレ
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当たり前といえば当たり前なのですが…。あらかじめ用意されたプランから間取りを選ぶ規格住宅では、基本的に規格からはずれた間取りの変更ができません。

筆者は洗面所と脱衣所を別にしたかったのですが、できませんでした。

また、2階にもトイレがある間取りだったため、手洗いができるスペースをつくりたいと希望しましたが、それもかなわず。結局、2階のトイレは手洗いタンクがついているものを採用することにしました。

気になったこと2:オプションで結局費用がかさむ

標準仕様のシンプルな照明

規格住宅は、建物本体の価格が決まっているためコストを抑えた家づくりができます。しかし一方、設備やデザインにこだわると結局費用がかさんでしまいます(もちろんこれは、規格住宅には限りませんが)。

依頼先のハウスメーカーでも、壁紙の色や照明、設備などを自分で選べましたが、グレードの高いものはオプション費用がかかることに。

そのため、わが家ではコストを考えて、壁紙や照明は標準仕様にしました。しかし、トイレだけでも壁紙の色を変えたらよかったと、住んでから後悔しました。

結論:間取りやインテリアにこだわりたい人は要注意

規格住宅に実際に住んで半年。ムダのない間取りで快適です。断熱・気密・耐震も考えられているため、冷暖房の効きもよく、家のつくりに安心感があります。

ただ、満足度は高いものの、ちょっとした間取り変更もできないことや、オプション費用がかさむことなど、気になる点がありました。間取りにこだわりがある方は、規格住宅プランでよいのか慎重に検討した方がよいでしょう。

子どもの小学校入学に間に合わせるため、家づくりにかけられる時間が限られていたわが家。現在の家に満足はしていますが、希望がかなえられなかった部分は少し後悔しています。もっと早く家づくりを始めていたら、ほかの選択肢があったのかもしれません。

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