朝食や料理に欠かせない「牛乳」。じつは「ロングライフ紙パック」に入った牛乳は、未開封なら冷蔵庫に入れずに常温で長期保存ができるんです。ロングライフ紙パックはストックがしやすく、持ち運びにも便利、しかも環境に配慮した容器です。今回は、ESSEフレンズエディターのsakuraさんと二男の小学3年生・Tくんが、日本テトラパック東京本社を訪れ、ロングライフ紙パックの秘密について取材しました。

牛乳パック

牛乳やジュース、豆腐も常温保存できる「紙パック」がある!?

親子
日本テトラパックに取材で訪れたsakuraさん(夫、中学1年生の長男、小学三年生の二男の4人家族)。今日は二男のTくんと来てくれました

未開封の牛乳なら常温保存できるロングライフ紙パック。イタリアなどヨーロッパのスーパーでは既に普及していて、牛乳は常温で並ぶのが一般的。この紙パック、じつは日本でも身近な存在です。

鈴木陽子さん
日本テトラパック マーケティング部の鈴木陽子さん

オフィスに着いてまず見せてもらったのが、常温保存が可能な「ロングライフ紙パック」の製品。「あ、牛乳がいっぱいある! うち、牛乳いっぱい飲むよ! とくにお兄ちゃん」とTくん。「牛乳をはじめ、豆乳や野菜ジュースなど、ロングライフ紙パックに入った製品は身のまわりにたくさんあります」と教えてくれたのは日本テトラパックの鈴木陽子さんです。

底面を見ると「Tetra Pak®」のマークが!
底面を見ると「Tetra Pak®」のマークが!

「飲み物だけでなく、スープや料理用の豆など、多くの製品にロングライフ紙パックが使われているので、おうちやスーパーでぜひ探してみてください」(鈴木さん)

要冷蔵の製品にもテトラパックのマークは入っていますが、牛乳の場合は、正面に必ず「常温保存可能品」と記載、それ以外の商品も側面などに常温で保存と書いてあります。

「こんなにたくさんの種類があるんですね。ただ、牛乳はやっぱり冷蔵保存に慣れているから、少し不安もあります。どのような仕組みで保存が可能なのでしょうか」と不思議がるsakuraさんに、鈴木さんが丁寧に解説してくれました。

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保存料なしで長期保存できる秘密は、紙パックの構造と滅菌処理!

仕組み

「ロングライフ紙パック製品は、紙の部分に秘密があります。じつはこの紙、アルミ箔やポリエチレンを重ねた6層構造になっていて、光や酸素の侵入を防ぎ、中身の製品を保護しています」(鈴木さん)

仕組み

その紙パックに、滅菌処理し、無菌状態にした牛乳などをパック詰めするのがカギ。

「無菌の環境下で紙パックに製品を詰めることで、ロングライフ紙パックに入った製品は、パック詰めしたときのフレッシュな状態を常温のまま長期間維持できます。結果として、保存料不使用でおいしさを保ったまま長持ちするんです」(鈴木さん)

「なるほど、中身への処置とともに、紙パック自体に大きな秘密があるんですね」(sakuraさん)
「牛乳が3か月くらい長持ちするなんてすごい!」(Tくん)

常温保存OKだから、ストックしやすい

ストック
Sakuraさんのおうちでも、ロングライフ紙パック製品のストックを開始 ©Disney

「常温での保存ができるロングライフ紙パック製品は、家庭にとっていいことがたくさんあります」と鈴木さん。例を挙げてくれました。

・未開封なら冷蔵庫に入れる必要がないので、収納場所に困らない。
・計画的なまとめ買いができるから、在庫ぎれや買い忘れ解消。
・常温配送可能な通販サイトを活用し、重たい買い物の荷物から解放。
・防災用のストックにしやすく、栄養面でも安心。
・手作りのお弁当とセットで常温で外にも持ち運びできる。

「なるほど、なんでも冷蔵しなきゃと思っていましたが、これなら家のあいたスペースに置いておけるのでいいですね。冷蔵庫がいっぱいになってしまうのも防げます。うちの子は牛乳が好きだから、お弁当にそのまま持たせられるのもうれしいです」(sakuraさん)

お弁当
お弁当と一緒に 牛乳を持ち歩けるのは新鮮! ©Disney

「たしかにお兄ちゃんは牛乳が大好きなのに、学校の自動販売機に牛乳はないって言ってたなぁ」(Tくん)

 ロングライフ紙パックについて詳しくはこちら

再生可能な素材だから、地球にも優しい

説明

「常温保存できるロングライフ紙パックは、保管や輸送の際にも冷蔵のエネルギーが必要ありませんので、結果として二酸化炭素の排出を抑えられます」(鈴木さん)

さらに、日本テトラパックのロングライフ紙パックは再生可能な素材でつくられているのがポイント。

「紙の原材料である木材は、使っても植林すれば再生産できる『再生可能な資源』です。テトラパックの紙パックは全て、きちんと管理された森林やその他の管理森林からとられた木材であることを示すFSC®認証を取得しており、紙パックにある『FSC®マーク』が目印。また、紙パックやキャップのプラスチック部分を石油由来からサトウキビ由来の素材に変えた紙パックもあります」(鈴木さん)

さらに、飲み終わった紙パックは、専用のボックスなどで回収され、リサイクル工場でトイレットペーパーやティッシュとして再利用されています。

スニーカー
※靴底の15%に紙パックのポリアル(ポリエチレンとアルミニウムの混合物)を使用しています

「海外ではスニーカーのソール部分に生まれ変わることもあるんですよ」と鈴木さん。

スニーカー

「この紙パックが靴の底になるの? すごい!」(Tくん)
「飲んだら開いて洗って乾かして、スーパーの専用の回収ボックスに入れないとね!」(sakuraさん)

持続可能を意味するロングライフ紙パックの製品はマークが目印

マーク

ボンスクロに関する情報(英語)

常温保存できるロングライフ紙パックの秘密から、地球に優しい取り組みまでを学べた今回。

「テトラパックの製品は、容器の底にある三角形モチーフの“Tetra Pak®”のマークを探してみてください」(鈴木さん)

さらに、“FSC®”マークや、“ボンスクロ”マークも。
FSC®は気候変動や生物多様性を配慮し、森林の適切な管理を認証する国際的な非営利団体。
ボンスクロは世界的に持続可能なサトウキビの生産を認証する制度。

「こんなマークを見つけたら、これらは再生可能な素材から出来た商品なので、ぜひ手に取っていただきたいと思います」(鈴木さん)

三人

「今日はいろいろなことが学べておもしろかった! 環境にも優しい商品だとわかったので、うちも取り入れていきたいと思いました」(Tくん)

「とても勉強になりました。牛乳が常温保存できると聞いて驚きましたが、普及するといいなと思いました。帰ってから家にある飲料を裏返したところ、いくつもテトラパックさんのマークを発見! 毎日飲むものの選び方で、環境に優しい取り組みができるならぜひ意識していきたいです」(sakuraさん)

日本テトラパックの取り組みは小学校の出前授業でも紹介

授業

sakuraさん親子のようにロングライフ紙パックについて学ぶ機会が、大分県の小学校でも。日本テトラパックの出張授業が行われ、聞き入る子どもたちの様子です。

授業を受けた子どもたちからもこんな声が。

・今までは紙パックについて意識したことはなかったけれど、今日の授業で環境に配慮した紙パックがあることを知って、自分にもできることがあるとがわかりました。

・長い期間牛乳が常温で保存できたり、普通の紙パックとは違っていろいろ工夫されているのがすごいと思いました。

牛乳が常温で保存できること、環境に配慮されていることを覚えて、ぜひ今度スーパーに行ったときに探してみてくださいね。

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問い合わせ先/日本テトラパック https://www.tetrapak.com/ja-jp