物価高騰が続き、節約をしている方も多いのではないのでしょうか。代表的な節約方法の「食費の節約」も限界がありますよね。そこで目を向けてほしいのが、「日用品の買い方」。ライフオーガナイザーの仕事で、さまざまな家を見てきた尾花美奈子さんの実例を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)1.「便利そう」「かわいい」という感覚だけで買わない
片付けができなくなっている家には、圧倒的にものが多く、それだけお金を使って買い物をしているわけです。「ものを増やさずお金を増やす」ために、買い物で気をつけるべき3つの行動を紹介します。
「便利そう」「かわいい」といった理由で買ってしまうことってありませんか? そのときは「いい買い物ができた」と満足しても、その後は「使っていない」「少し使っただけ」となっていませんか?
これは、「欲しい!」という感情が先走り、「本当に使うものなのか」という考えが不足し、手に入れた時点で目的を達成してしまうためです。
私もかわいいお菓子缶を欲しくなることがあります。そのときは「買ったあと、使いみちはある?」「収納する場所はある?」などと問いかけ、答えがしっかり出たときだけ買うようにしています。そうすれば浪費にはなりません。
2.収納スペースを考えずに「安売り日用品」をまとめ買いしない
「いずれ使うから」と、安売りされている日用品をまとめ買いしていませんか? 最近では、ふるさと納税で日用品を頼む方も増えているようです。
しかし、それら収納するスペースはありますか? きちんと在庫管理はできますか?
人によってはうまく収納できず、とりあえずの場所に収納した結果、その存在を忘れてしまうという事態に陥りがちです。あるのにまた買って収納場所がパンパンに。これではお得に買った意味がありません。
「ものがあふれている原因は、存在を忘れられたものが多数あるから」ということは非常によくあります。まとめ買いをするときは、「収納スペース」と「管理能力」をよく考慮して、その範囲内で買うのがベストです。