多くの映画やドラマで存在感を発揮しながら、写真の展示会を開催したり、旅のエッセイをつづったり…とジャンルを超えて活動している鶴田真由さん。今、放送・配信中の『連続ドラマW 誰かがこの町で』(WOWOW)にも出演しています。ここでは、鶴田さんが年齢を重ねてフットワークを軽くし、心身を健やかに保つために意識していることを明かしてくれました。
すべての画像を見る(全4枚)忙しいときは1品でもいいから、丁寧につくる
俳優として長く活動しながら、これまでに50か国以上を訪れて、旅のエッセイをつづったり、近年ではカメラで風景や花の写真を撮ったり…。1つの枠にとらわれず、興味の赴くままに幅広く活躍している鶴田真由さん。常に自分のなかに「やりたいこと」をもち、フットワークを軽くするには、ベースとなる心身を健やかに保つことも大切です。
鶴田さんが日々の暮らしで意識していることは、「品数が少なくても、ちゃんとしたものを食べる」こと。
「忙しいなかで無理に何品もつくろうとすると、雑になってしまう。それよりも、1品でいいから丁寧につくりたいんです。鶏からだしを取ってスープをつくる、とかね。料理は毎日のことだから、たくさんつくるのは大変ですが、しっかりと栄養になるものを1品大事につくると、やっぱり食べたときに体の細胞が喜ぶ気がするんです」
作品に入っていて忙しいときは、おいしくて栄養価の高いものをつくりおきすることも。
「これは人に教わったのですが、戻した干しシイタケやほかのキノコ類とニラをフードプロセッサーにかけて細かくしたものを冷凍しておくと、スープに入れたり、鶏団子に混ぜたり…と、なんにでも使えて便利なんです。栄養も取れるし、うまみも出るので、よくストックしていますね。ほか、酵素玄米をまとめて炊いておくこともあります」
服も人間関係も、心地よいものだけにエネルギーをかける
年齢を重ねてとくに意識するようになったのは、さらに食事に限らず、「心と体が喜ばないことはやらない」ということ。
「エネルギーを無駄遣いしなくなりました。やっぱり自分のエネルギーは有限ですから、それをなにに使うかは、すごく考えますね。ものの持ち方も変わって、昔ほどは服を買わなくなりました。人間関係や場所でも心地よくないと感じたら、そこにはいないようになりました(笑)」