部屋をきれいにすると福が来るってホント?

「幸せな人生はまず掃除から」と話す、“ゴミ清掃員芸人”ことマシンガンズの滝沢秀一さんと、空港のカリスマ清掃員・新津春子さんに、福を呼ぶ大掃除のコツを教えてもらいました。

滝沢秀一さん(以下「滝沢」):「僕はゴミ清掃、新津さんは空港の清掃…と分野は違うけど、『掃除で人生が変わる』と感じているのは、共通点かもしれません。僕の場合、ゴミ清掃を始めていちばん変わったのは人格。以前はなにも考えずにものを買っていたけど、今は『だれがつくっているのか』『長く使えるか』まで配慮するように。その結果、幅広い分野の知識もついて、お仕事にもつながりました」

新津春子さん(以下「新津」):「掃除のいいところは、生活に余裕が出ること。やりたいことがあっても、部屋が汚いと掃除から始めなきゃいけない。でもすでにきれいなら、好きなことがすぐにできますから」

滝沢:「年末のゴミ捨ては、生活を顧みるチャンスでもあるんです。似たようなものを買ったり、ため込んだり…。そんな自分に気づき、『来年はこうしよう』とリセットするためにも、大掃除はいい機会。ただ、ゴミ清掃員の立場からすると、年末最後のゴミの日に大量に出されると、ちょっと大変。みんなにはこの特集を読んだ日から、少しずつ捨ててもらえたらうれしいです。

新津:「家の掃除で完璧を目指す必要はないので、できる範囲で取り組みましょう。自分だけでなく、家族を巻き込むことも大切。まずはタオルを1枚用意し、気になる場所のほこりをふき取ることから始めましょう。部屋を清潔にすれば、おのずと笑顔になれて、ハッピーな新年を迎えられますよ!」

●福を呼ぶ大掃除の心得3か条

1:無理は禁物。自分ができる範囲を決める
2:たまったほこりをとって運を貯める
3:使う人のことを思いやりながら掃除する