ヘアセットに失敗した日は気分が落ち込んだり、気分を一新するためにバッサリ切ったり、私たちの気分は髪型に左右されます。年齢を重ねれば、髪の質にも変化が出てくるものです。ここでは、「ヘアチェンジはいちばんの気分転換」だと考える人気スタイリストの大草直子さん(52歳)の、年齢を重ねたからこそ感じる髪との向き合い方についてお聞きしました。

髪型セッティング
髪型を変えることを怖がらなくていい(※画像はイメージです。以下すべて)
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第一印象を決めるのは髪。気分を変えたいならヘアチェンジがおすすめ

髪、というのは、全身の第一印象を決める素材であり、同時に、顔を縁取る額縁でもあります。なんだかな、と思ったら、ここをチェンジするのがいちばんの早道です。

ずっと同じ長さをキープしていませんか? ウェットにするのか、ドライなのか。質感も深く考えていますか? 前髪のあるなし、に一生こだわっていませんか?

髪は、「切れる」ということは、簡単に伸ばせる、ということ。毎日の着こなしを考えるように、どんどん変えてよいと思います。いや、変えるべき。

年齢とともに変化する髪質と向き合う

というのも、「髪」というアイテムは、年齢と共に変化するから。1本1本の勢いがなくなるから、前髪の立ち上がりはなくなり、後頭部はぺしゃんこに。白髪が目立つようになる人もいるでしょう。本数も減る、毛自体は細く。癖が強くなるのも、よくあること。

だとすると、「同じ」に固執していると、「同じでない」ことが余計に明らかになるのです。それほどお金もかからず変身できるからこそ、ヘアスタイルを変えることを怖がらないで。