アウトドアが好き、子育て中なら活躍すること間違いなし

シューズクロークのベビーカー
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シューズクロークは、そのまま室内と行き来できる「裏動線」にもなっています。玄関ホールの「表動線」と分け、収納機能に特化させました。壁一面にわたる270cm幅、高さ240cmまでの収納スペースには、全面に可動棚を設置。キャンプ用品や登山道具を「見せる収納」として収めています。

「見せる収納」にして一覧性を高めることにより、キャンプの前日には、棚を見ながら忘れ物をチェックでき、天候や気温による持ち物の調整もラクに行えます。

収納棚がひと目で状況を把握できると、準備も片づけも効率的です。道具を忘れて「しまった!」とならないよう、アウトドアに特化させてこのようにしました。

そして、アウトドアだけでなく、子育て中の家族にとってもうれしいことがあります。なにかと荷物になりがちな抱っこひもやベビーカーも、玄関に放置することなくシューズクロークに隠せています。

家族用の玄関にもなるけど…実際は一度も使わない

シューズクローク全景

シューズクロークは玄関ホールとつながっているので、はやりの「家族用玄関」として利用もできます。しかし実際の今のところ、表動線を来客用玄関、裏動線を家族用玄関として使ったことは、一度もありません。

あくまで収納と道具管理を重視した設計で、副次的に生まれた動線。やはり、使う際にひと手間が発生したり、遠回りだったりすると、活用されないことがわかりました。

ですから、家族用玄関を取り入れるか検討している方には、本当にそのスペースが必要か、慎重に考えた方がいいとお伝えしたいです。