テレビ、雑誌で活躍する人気料理家・藤井恵さんに、乾物の「白インゲン豆」を手軽においしく食べる方法を教わりました。乾物は手に入りやすく、 栄養価が高くて体にもいい食材ですが、戻すのが面倒でつい敬遠しがちに。そこで、藤井さんに一度つくると日もちして料理にアレンジしやすい保存食の「塩ゆで白インゲン豆」のレシピを教えていただきました。アレンジをした、「白インゲン豆とソーセージのスープ」のレシピも紹介します。
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「白インゲン豆」の保存食とアレンジレシピ
大粒でホクホク、食べごたえがある白インゲン豆。香草などと一緒にゆで、ほんのり塩味をつけておくと、香りよくおいしく仕上がります。
すぐ食べられる状態にしておけば、いろいろと使ってみたくなり、豆がどんどん身近になってきます。
●塩ゆで白インゲン豆
【材料(つくりやすい分量)】
- 白インゲン豆(乾燥) 300g
- 水 8カップ
- A[セロリの葉1本分 ローリエ1枚 白ワイン大さじ3]
- 塩 小さじ1
【つくり方】
(1) 白インゲン豆は分量の水にひと晩(5~6時間)つけて戻す。
(2) 鍋に(1)を戻し汁ごと入れ、Aのセロリの葉とローリエをのせて白ワインをふり、火にかける。煮立ったら泡をすくい取り、弱火で40~60分、好みのかたさにゆでる。塩を加えて火を止め、そのまま冷ます。
(3) (2)のセロリの葉とローリエを除き、ゆで汁ごと保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。
保存期間は冷蔵で冬は2週間、夏は1週間
【ポイント】
・戻し汁ごとゆでると、流れ出たうま味が戻って味よく仕上がります。
・ゆで汁もおいしいので、スープなどに活用できます。
・ゆで加減は好みですが、サラダなどに使うなら、かためにゆでたほうがおいしくいただけます。
・牛乳や豆乳を加えてミキサーにかけ、ポタージュスープにするのもおすすめです。