肌や髪をツヤツヤに保ち、体の中から若返るためにはどうすればよいのでしょうか? 「腸を健康に保つ食べ物や、抗酸化作用の高い食材をとって」と教えてくれたのは医師の小林暁子さんに積極的にとりたい食べ物や適量を伺いました。これまで避けていた食材が、健康やアンチエイジングに役立つことも。正しい知識で“老けない食事“を楽しみましょう!
すべての画像を見る(全3枚)高タンパクの優秀食材【卵は1日1個までor気にせず食べていい】
1個以上食べて問題なし。バランスを考えて摂取を
良質なタンパク質を含む卵。「コレステロールを気にする人もいますが、卵を食べる量によるコレステロール値の変化はないと報告されています。ただし、タンパク質はさまざまな食材からバランスよくとる方が代謝を上げる効果があります」。
糖分の多いフルーツは【食べないor毎日食べる】
果物は若さの味方。キウイやバナナは、美腸効果抜群
フルーツは果糖が多いものの、抗酸化物質やビタミン類、食物繊維など、肌や腸を若々しく保つ栄養が豊富。「食べすぎはNGですが、適量なら毎日食べてOK。とくに抗酸化作用の高いベリー類や、食物繊維の多いキウイ、バナナはおすすめです」
【ポイント】50年前の日本人は1日3回うんちをしていた!?
腸の健康には便をしっかり出すことが欠かせませんが、現代人は便の量が減少傾向。これは米の摂取量が減ったことが原因の1つです。米をたくさん食べていた50年前の日本人は、1日3回以上便を出していたといわれます。
糖質で太りたくないから【ご飯は極力食べないorご飯は適度に食べる】
炭水化物を抜くと便秘になりがち。老け見えの原因に
ご飯などの炭水化物は体のエネルギー源になるだけでなく、食物繊維が豊富で、腸を健康に保つ効果が。「活動量によりますが、50歳前後の女性なら1食に軽く茶碗1杯が適量。BMI値が高くダイエット中なら、夕食は半分程度に減らしても」。
ランチに麺を食べるなら【そばorうどん】
食物繊維の多いそばは、腸内環境を整える効果が
うどんは消化が早いため、体調が悪いときの食事には向きます。「一方、そばは食物繊維が多くて消化に時間がかかるため、腹もちがよく、腸内環境を整える効果が。血糖値の急激な上昇を抑えるので、ダイエットにも向いています」
【ポイント】免疫力アップに効果的。発酵性食物繊維とは?
最近注目の発酵性食物繊維。腸内で発酵し腸内細菌のエサとなり、全身の健康を増進させる「短鎖(たんさ)脂肪酸」を生み出します。米や麦、そばなどの穀類、果物、根菜類、イモ類にも含有。穀類は精製されていないものがベターです。