自分の黒歴史を赤裸々に描いた漫画を、インスタグラムで発表している大盛のぞみさん。2人の子どもを育てる母でもある彼女が、“ほっこり下品”な、ゆるい子育て漫画をお送りします。
義実家での同居を決意したのぞみさん。しかし「やっていけないかも」と早々に思うほどの環境で…。
野生動物並に警戒心が強い田舎の人たちに観察されて…
田舎暮らしは慣れてるつもりだったけど、夫の実家は超ド級のド田舎。
育った愛媛の家をさらにひと回り田舎にした感じ。
山から下山するとスーパーもあるし、ジュースやお菓子も買えるんだけど、基本クルマがないとなにも手に入らない。
家の近所には10軒くらい家があるんだけど、みんなアラウンド仏状態で、70代の義両親が若手としてキャピキャピがんばって近所のお手伝いをしているという状況。
そんな中に、30歳、3歳、0歳の私たち親子が参入するとチヤホヤされるんじゃないか? と思いきやまったくそんなことはなく、遠くからじっと観察するのみ。
田舎のおじいちゃんおばあちゃんは人懐っこいというのはテレビの中の世界だけで、じつは野生動物並に警戒心が強いのである。
近所の方と全然触れ合わないから私たち親子のことをまったく知らないかと思いきや、私の兄弟構成や姉の職業、私の好きな食べ物まで知っているのにも驚いた思い出…。
こんにちはー! と挨拶をすると「あんたはバレー部やったそうじゃけど、こっちでは入れるクラブがないけぇ残念じゃな!」と言われて、いつの間に私はサトラレになったんだろうと思ったものです。
のちのち、これらも笑える思い出に変わるんだけど、当時は「義両親、なんでもかんでも個人情報流しすぎ! 怖すぎ!!」と内心ピキピキ。
それよりなにより衝撃だったのは、リビングから中身がぼんやり見えるお風呂。
扉が謎のすりガラス。
汲み取り便所は覚悟していたけど、いつの間に風呂場の扉がリニューアルしたんだ!!
余計なひと手間だろ! と心の中は暴風雨。
正直、1か月も過ごすことはできないかもしれない…と思った。
次回に続く!!