リビングの掃き出し窓にバーチカルブラインドを採用すると、ホテルのようなおしゃれな「くつろぎ空間」を演出できます。しかし、実際の使い勝手やデメリットが気になるところ。そこで、最近家を建て、実際に採用したライターが「住んでわかった想定外のこと」をレポートします。
すべての画像を見る(全14枚)リビングにSNSで見つけたバーチカルブラインドを希望
筆者の一家は夫婦と4歳、2歳、0歳の子どもの5人家族。2024年6月に地元工務店で、延床面積37坪の2階建ての家を建てました。
家づくりの際、Instagramで理想とする実例をピックアップしていた筆者。そのなかにあったリビングのバーチカルブラインドにひと目ぼれ。新しい家で、ぜひ採用したいと思ったのです。
そして、設計担当者にInstagramの写真を見せながら、家のメインとなるリビングには、バーチカルブラインドを採用してほしいと要望しました。
夫は最初、バーチカルブラインドに前向きではありませんでした。なぜなら、以前住んでいた家では子どもがカーテンで遊び、何回も破かれていたからです。
「バーチカルブラインドも、子どもにいたずらされる」との懸念はありましたが、筆者の強い要望で採用することに。万が一破損したら1枚から交換ができるという点も、あと押しになりました。
バーチカルブラインドは窓枠を覆う「正面づけ」に
設計担当者によると、バーチカルブラインドを取りつける方法は、窓枠内に取りつける「天井づけ」と、窓枠上部の壁面などにつける「正面づけ」の2種類があるとのこと。
「天井づけ」にすると、壁面や窓枠とも一体化して、見た目もすっきりとした印象。ただし、どうしても上部に隙間ができるので、その部分から光がもれるデメリットが。それに対し、「正面づけ」は、少し出っ張るが、窓枠を覆うので、光もれが少ないと教えてくれました。
当初、筆者は、スタイリッシュな見た目になるよう、バーチカルブラインドの「天井づけ」を希望しました。しかし、その説明を聞き、「正面づけ」に決定。