あって当たり前のものを見直し、手放すことで快適な暮らしを手に入れた事例を紹介します。子どもたちの独立を機に賃貸物件に住み替え、“持たないひとり暮らし”を楽しむ様子をインスタグラムで情報発信している、50代のようさん(フォロワーは4.9万人)のケースです。ゴミ箱を手放して感じたメリットや、ゴミの保管方法などについて語ります。
すべての画像を見る(全6枚)ゴミ箱を手放して、掃除の手間とストレスが減った
ゴミ箱という存在が苦手な私。できるだけ置きたくないという思いで、試行錯誤してきました。
これまでステンレスのスタンド式のゴミ袋掛けを使用してみたりしましたが、20年ほど前に扉の上部に引っかけてゴミ袋をかけられるフックを見つけて以来、そのタイプをずっと使用しています。
現在の住まいに引っ越してから愛用しているのが無印良品の「ステンレス扉につけるフック」(290円)。キッチン収納の扉に設置して、ゴミ入れにしています。
掃除がおっくうなこともゴミ箱が苦手な理由のひとつだったので、その手間がなくなってとても快適に過ごせるようになりました。
場所を取らずに、細かい分別も対応できる
私の住んでいる地域は分別の種類が多い方だと思います。分別を大きく分けると、「プラスチック製容器包装」・「燃やすゴミ」・「カン」・「ビン」・「ペットボトル」・「小さな金属類」・「燃えないごみ」・「古紙」。自治体指定のゴミ回収袋はありません。
なので、ゴミを回収日までどこに置くかとても悩みました。結局ひとりでは答えが出ず、ちょうど引っ越しのタイミングでお願いしていた整理収納アドバイザーさんに相談することに。
まず、日常的に出る「プラスチック」と「燃やすゴミ」は、キッチンに設置したビニール袋に。
「缶」「びん」「ペットボトル」「小さな金属類」「燃えないごみ」は、無印良品の「再生ポリプロピレン入りファイルボックス・スタンダードタイプ」(590円)1つにまとめて入れることに。回収に出すときは、それぞれ分別してビニール袋に入れます。
「ファイルボックス1つに入るの?」と思われるかもしれません。じつは私も最初は同じように思いましたが、実際に生活してみると、カンやペットボトル飲料をほとんど飲まないこともあり、これでも十分な大きさでした。
「古紙」も同じ「ファイルボックス」に入れています。これらのファイルボックスは、ガス台下のスペースに収納しています。買い物をした時にもらう紙袋も、同じ場所に置いた「ファイルボックス」に。入りきらない大きさの紙袋はボックスの脇に収納しています。