家事には終わりというものがありません。掃除も洗濯も片づけも、毎日続いていくから大変ですよね。でも、工夫しだい手間を省くことは可能。今回は掃除の負担を減らすために実践していることを、片づけのプロに聞いてみました。コツを教えてくれた整理収納アドバイザーのNoyoさんは、掃除代行も手がけるなど暮らしまわり全般のサービスに定評があります。
すべての画像を見る(全6枚)「ちょっと拭く」だけ。汚れが気になる前に対応する
整理収納アドバイザーとして活動するかたわら、掃除代行サービス業も請負っているというNoyoさん。決められた時間内に隅々まで効率よく掃除するテクニックは、自宅での掃除にも生かされています。
「もっとも掃除がラクになるコツは、汚れをためないことです。頑固な汚れは落とすのも時間がかかるし、とりかかるまでに気合いも必要ですよね。でもついたばかりの汚れはサッと拭くだけできれいになります」
まとめて掃除するより、使ったらすぐ拭く。通りがかったら拭く。こまめに「拭く」習慣をつけると、きれいな空間を保ちやすいと言います。
目につく場所にお掃除シートを置いておく
とはいえ、いざ実践しようと思うとなかなか続かないですよね。そんな人に、Noyoさんからアドバイス。
「雑巾やウエスでしっかり掃除しようと思うと、ハードルはグッと上がります。掃除は、『拭きたい』『きれいにしたい』と思った瞬間がやりどき。今拭きたいと思っても雑巾をわざわざとりに行くのは面倒だし、後で拭くのはもっと面倒になるはずです。それに、洗って干す工程がもれなくセットに…。だから使い捨てのお掃除シートにもっと頼りましょう!」
Noyoさんは雑巾より、断然お掃除シート派。経済的ではないけれど、サッと拭けてポイっと捨てられる気楽さのほうが、Noyoさんにとっては大事でした。
「掃除したいと思った瞬間にすぐとりかかるため、お掃除シートは家のあちこちに置いています。わざわざとりに行く手間をかけたくないからです」
Noyoさんがお掃除シートを置いている意外な場所を3つご紹介します。
1:ゴミ箱の中にシート。袋交換時にサッとひと拭き
「ゴミ箱の中は、いつの間にか細かいゴミやホコリがたまってしまうもの。それに気づくにはゴミ袋を取り替えるタイミングだけなので、それを逃さないためにゴミ箱の中にシートを入れています」
こまめに拭けば、きれいが長続き。ゴミ箱をしっかり洗って乾かさなければいけない頻度も減りそうです。