おかずの量調整が難しいひとり暮らし。使い忘れた食材が冷蔵庫の奥から出てくることもしばしばあります。そこでマネしたくなる「冷蔵庫の収納ワザや使いきりテク」をご紹介。ひとり暮らしを楽しんでいる、ようさん、足立洋子さん、きんのさんにお聞きしました。

ようさんの冷蔵庫
「食材の使い忘れ」がなくなる冷蔵庫とは?
すべての画像を見る(全11枚)

買い出し前、冷蔵庫を一度空っぽにするのがマイルール

子どもたちの独立を機に賃貸物件に住み替え、“持たないひとり暮らし”を楽しむインスタグラマー・ようさん(50代)。

冷蔵庫は子どもたちと一緒にいる頃と同じものを使っているそうで、ひとり暮らしにしては大きいサイズかもしれません、と語ります。

ようさんの冷蔵庫の中身
ガラガラとぎっしり、買い物の前後でかなりギャップがあります

買い物は週に1~2回、なるべく冷蔵庫の中のものを使いきってから行くようにしています。たとえば、余っているタマネギでおみそ汁をつくったり、キャベツとツナ缶でサラダにしたり。

残り少なくなった食材でつくれるメニューを考えるのも、ゲームみたいで楽しいです。この習慣のおかげで、冷蔵庫の中のものをムダにしてしまうことがなくなりました。

多くのスペースを占めるのは、フル活用の「つくりおき」

ようさんのつくりおき

冷蔵庫に必ず入っているのは、納豆、卵、キムチ、お豆腐、つくりおきしたおかずです。ひとり暮らしになってから自分のためだけに毎日料理をするのがおっくうになって始めました。

一度につくるのは、子どもたちと暮らしていたときと同じ量。それを保存容器に入れて4日くらいかけて食べています。時間がたっぷりあるときに、まとめてつくることもあれば、すきま時間にさっと1、2品つくることもあります。

使っている保存容器は、ガラス製のもの。においがつきにくいので洗うのもラクで、プラスチックより長もちするように思います。愛用しているのは、イケアやケユカ、ダイソーのもの。そのほか、ジップつき保存袋も浅漬けなどに活用しています。

あいた冷凍庫には非常用アイテムを収納

冷凍庫に非常用の水

子どもたちと暮らしていた頃は、お弁当のおかずや軽食のストックとして欠かせなかった冷凍食品。ひとり暮らしになってからはほとんど食べなくなりました。

あるとき、「冷凍庫はすきまなく収納されている方が、冷凍庫をあけたときの温度上昇を防ぐことができて電気代の節約につながる」とニュース番組を観て知りました。そこで考えたのが、非常時に使うための水を入れておくこと。

500mLのあきペットボトルに水道水を入れて凍らせます。飲料用水は別に用意して保管してあるので、冷凍庫のお水は洗いものや観葉植物の水やりなど、非常時のたしになればと思っています。

※ おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう

※記事の初出は2024年7月。年齢も含め内容は執筆時の状況です。

♦記事をさらに詳しく読むならこちら!♦

50代ひとり暮らしの「冷蔵庫の中身」。冷凍食品を買わない代わりに常備しているもの