50代は子どもが自立して、また新たに自分の人生を考え始める時季。夫婦関係を見直し、おひとりさまを選ぶ人もいるかもしれません。そこで、50代のおひとりさま暮らしをインスタグラムで発信しているみるくさんに、離婚を決めてからおひとりさまの今を楽しむまでに、悩んだことや乗り越えたことを伺いました。

シングルマザーで中古マンションを買ったみるくさん
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夫に離婚をきり出され職も失い、心理学の勉強を開始

みるくさん

みるくさんは24歳で結婚をし、25歳で長男を出産、3人の子どもを育ててきました。しかし35歳のときに、夫から「離婚をしたい」ときり出されます。

「夫はすぐにでも離婚をしたい様子でしたが、子どもたちは3人ともまだ小学生。私は夫の仕事を手伝っていたため、勤め先も失い途方に暮れました。一方で、この頃の私は、怒ったり悲しんでばかりで自分に自信がありませんでした。そんな自分を変えるために心理学を勉強し始めたんです。当時は心理学を仕事にすることは考えていませんでしたが、徐々に友人に相談されることが増えてきました。そこで思いきって42歳のときにカウンセラーとして起業しました」

40代、がむしゃらに仕事をするうちにリピーターが増える

現在は主に企業で心理学を教えている
現在は主に企業で心理学を教えている

お仕事を始めた当時は集客をブログで行っていたみるくさん。お金がなく、フリーWi-Fiを探しに出かけることもあったといいます。

「出かけた先でブログを書き、家に戻ってブログ内の間違いに気づき、またフリーWi-Fiにつなぎに出かける。それを朝昼晩と続ける時期もありました。だんだん講座の参加者さんから『うちの会社でも講座をしてほしい』と依頼を受けるようになりました。そういったことが続き、収入も安定してきました。本当に当時はがむしゃらに働いていましたね」